昭和13年(1938年)9月6日午前0時5分ごろ、下伊勢町から煙草の不始末により出火。おりしも能登半島西方海上を進む台風の影響によるフェーン現象に見舞われていた氷見では、風速15m南西の風にあおられ各所に飛び火、氷見町中心部を焼き尽くして午前8時ころ鎮火しました。
焼失家屋1543棟、土蔵全焼299棟、神社18社、寺院13寺、銀行・会社14社、漁船20隻、焼死者5名、負傷者510名。そのほか氷見町役場、氷見警察署、氷見郵便局、氷見図書館、南上小学校を焼失。当時2905戸を数えた氷見町家屋の半数以上を焼き、損害額は1,100万円でした。
本特別展では、昭和13年に発生した氷見町大火について、残された写真や映像、当時の記録、関連する民具などをもとに、あらためて振り返りました。あわせて、大家被災地の写真と現代の氷見市の同時点の写真を比較し、氷見町大火後に復興、変化を遂げた氷見市街地の現在の様子を紹介しました。
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特別展示室風景
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