平安時代後期の11世紀後半から、安土桃山時代の16世紀末までの氷見の様子を、仏像・絵画・考古資料・石造物の展示で紹介しました。
　市内の中世遺跡の分布や代表的な出土遺物、阿努荘をはじめとする荘園、鎌倉時代末期にルーツがある氷見湊の地形や各宗派寺院進出の様子、在地領主と山城、地元石材を利用した石造物の、五つのテーマで内容を構成しました。

主な展示資料（○印は氷見市指定文化財）
　○上日寺伽藍絵図（上日寺蔵）
　○木造延命地蔵菩薩坐像（上日寺蔵）
　○木造聖観音菩薩坐像（興聖寺蔵）
　○木造日蓮上人坐像（蓮乗寺蔵）
　　長谷川宗清筆宝塔絵曼荼羅図（蓮乗寺蔵）
　○蓮如筆御文書（光照寺蔵）
　○西念寺制札（赤毛西念寺蔵）
　○前田利家画像（光禅寺蔵）
　　光禅開山老和尚行業記・光禅二代和尚小行実記（光禅寺蔵）
　　明峯素哲執持払子（光禅寺蔵）
　○長坂神社の獅子頭（長坂神社蔵・氷見市立博物館寄託）
　　上日寺中世墓出土珠洲櫛目格子文壺（氷見市立博物館蔵）
　　薮田薬師中世墓出土石造物・遺物（氷見市立博物館）
　　朝日十字路遺跡出土珠洲壺・銅銭（氷見市立博物館）
　　稲積天坂遺跡出土木製神像（富山県埋蔵文化財センター蔵）