富山県では約300ヶ所の城館が確認されており、氷見市には伝承地を含めて60ヶ所近くが所在しています。
氷見市の山城は、県内に類例の少ない南北朝期のものが多数あるほか、土豪や国人の拠点城郭、上杉氏の番城、織豊系の縄張りをもつものなど、多様な形態をみせています。
氷見市教育委員会ではこれまでに、阿尾城跡、森寺城跡、飯久保城跡、千久里城跡、中村城跡、山崎城跡などについて、測量調査や発掘調査を実施してきました。
この特別展では、これら市内の山城に加えて、周辺地域の例も含めて、山城からみた中世の歴史を紹介しました。
展示構成
以下の城跡や遺跡の出土資料、縄張り図、写真などで構成。
※印は1/500の模型を製作し展示。
阿尾城跡 (※)
阿尾島尾A遺跡
森寺城跡 (※)
飯久保城跡 (※)
千久里城跡 (※)
中村城跡 (※)
山崎城跡
摩頂山城跡
増山城跡 (砺波市)
松倉城跡 (魚津市)
白鳥城跡 (富山市)など
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