氷見市には縄文時代の遺跡が約30カ所確認されており、縄文人の足跡は海岸沿いの地域を中心に、標高約300mの丘陵地帯にまで広がっています。
この特別展では氷見市内の遺跡から出土した資料を中心に、県内の遺跡の資料も加えて、「とる」「たべる」「いのる」という三つのテーマで、縄文人の生活の様子を紹介しました。 導入には朝日貝塚発掘調査の成果を元に、縄文人とイヌの実物大パネルを作成し、展示。また、市内の縄文遺跡の分布を時期ごとに表示し、氷見の縄文人の特性を示しました。
遺物は、市内・県内の代表的な遺物を展示するとともに、これまであまり公開する機会のなかった朝日貝塚出土の朝日下層式土器を展示し、縄文土器の中で最も細かい作業とされる細かい粘土紐による文様を紹介しました。
四十塚遺跡の縄文人が捕獲した動物たちを紹介するコーナーでは、動物の剥製やパネルを使って展示を行いました。
展示資料
縄文土器・石器・木製品・土製品(土偶など)・動物遺体・植物遺体・写真パネルなど約350点。
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