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昭和30年代中頃に始まる高度経済成長期を境として、私たちの生活は大きく様変わりしました。「国民所得倍増計画」が謳われ、大量生産と大量消費のサイクルのなかで、当時のいわゆる「三種の神器」と称されたテレビと電気冷蔵庫、電気洗濯機をはじめとするあらゆる分野の工業生産品が各家庭に溢れるようになりました。
また、こうした暮らしの大変化はひとり大都市と大都市周辺部だけでなく、地方の町や農村・漁村など全国各地にその影響が及び、地域の姿は一変します。様々な地域で大規模な開発計画の元に、新しい道路や橋・トンネルがつくられ、また大型の建物が建てられた結果、ほんの数十年間のうちに町や村の姿は大きく変貌し、その変貌は現在も続いています。
一方、昭和57年の開館以来博物館では、昭和初期から昭和40年頃にかけて撮影された氷見地域の写真を多数集積してきました。本特別展では、実に様々な情報が込められている古い写真を読み解くことによって、その写真が撮影された「時代の姿」をリアルに提示し、あわせて古い写真と同一アングルで撮影した現在の写真を併置し、対比させることによって、変化の有り様を新旧の写真を通して展示・紹介しました。
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展示資料
昭和初期から昭和40年頃にかけて撮影された写真と、同アングルで新たに撮影した写真、計340点余り。 |
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「写真にみる氷見の昔と今」展示風景
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会 場 |
氷見市立博物館特別展示室 |
会 期 |
平成15年3月7日(金)から3月30日(日)まで |
観覧料 |
無料。ただし、解説図録を実費販売。 |
図 録 |
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『特別展 写真にみる氷見の昔と今』
H15年3月発行、A4判、111p、500円。
(全てモノクロ)
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