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当博物館では、昭和57年8月1日の開館以来、氷見とその周辺地域をフィールドとして歴史・民俗・考古など各分野の資料を調査・集成のうえ、そうした成果は年間数回開催される「考古・歴史シリーズ」や「民俗シリーズ」の特別展や企画展のなかで広く一般に公開してきました。
一方、「氷見にゆかりの人シリーズ」として、氷見に関係の深い人たちをとりあげ、彼らの作品とその人となりの紹介につとめてきました。古くから人が住むのに適した風土と自然とに恵まれた「氷見」は、多くの景勝地や豊かな富山湾からの海の幸の恩恵を受け、多くの文人墨客らがこの地を訪れ、あるいはこの地に永住して彩管をふるい、数多くの作品を描き残しています。
本展覧会では、こうした氷見にゆかりの人たちによって描き残された市内外の作品群のなかから、鰤や鯛・鯵・海老など氷見で水揚げされた「さかな」のほか、鯉や鯰・鮎などを題材として描かれた、特に近代以降の優れた作品63点余を展示・紹介しました。
今回は、小松均・村嶋酉一・加藤雨月・冬木清・宝田桂山・五十嵐久和・荒谷直之介・布尾良策・郷倉千靱・棟方志功らをとりあげました。 |



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「氷見のさかなを描く」展示風景 |
会 場 |
氷見市立博物館特別展示室 |
会 期 |
平成9年10月17日(金)から11月9日(日)まで |
観覧料 |
無料。ただし、解説図録を実費販売。 |
図 録 |
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『特別展 氷見のさかなを描く』
H9年10月発行、B5判、44p、200円。
(表紙:カラー、本文:モノクロ、カラー図版2p) |
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