 |
大正7年に発掘調査が行われ、同11年に国指定史跡となった大境洞窟は、多くの人々に親しまれている史跡ですが、実際にどのような調査が行われ、どのような遺物が出土しているのかについては、あまり知られていませんでした。
平成14年度に刊行された『氷見市史』資料編考古の編さんに伴い、市史編さん委員会考古部会が東京大学総合研究博物館に所蔵されている大境洞窟出土資料の調査を行いました。
また、当館で所蔵する大正7年の発掘調査の時に作成された測量図面の公表にあたり、当時の新聞記事などを含めて発掘調査の様子を年報第9号において考察しています。
この特別展では、大境洞窟の代表的な資料を展示するとともに、測量図面など当時の発掘調査の様子を物語る資料を含めて展示し、大境洞窟の真の姿を紹介しました。
また、北陸の同種の洞窟遺跡例として、新潟県佐渡の資料もあわせて展示しました。
|

「大境洞窟をさぐる」展示風景
|
展示資料
大境洞窟出土資料、新潟県浜端洞穴出土資料、新潟県せこの浜洞穴出土資料、柴田常恵野帳、大境洞窟測量図面、高岡新報記事など |
会 場 |
氷見市立博物館特別展示室 |
会 期 |
平成14年10月18日(金)から11月10日(日)まで |
観覧料 |
無料。ただし、解説図録を実費販売。 |
図 録 |
 |
『大境洞窟をさぐる』
H14年10月発行、B5判、30p、200円。
(表紙:モノクロ、本文:モノクロ、カラー図版4p) |
|
|
|HOME|過去の特別展示一覧|今年度の特別展示|常設展示|図録の通信販売| |