平成30年(2018)は、大正7年(1918)の大境洞窟住居跡と朝日貝塚の発見から100年、また平成10年(1998)の柳田布尾山古墳の発見から20年の節目の年になります。
これらの遺跡は発見後に発掘調査が行われ、その成果をもとに大境洞窟住居跡と朝日貝塚は大正11年に、柳田布尾山古墳は平成13年に国指定史跡になりました。
三つの史跡は、“海辺の洞窟”、”日本海側有数の貝塚”、”台地上の大きな古墳”とそれぞれの持ち味があり、歴史学習や憩いの場として広く利用されていますが、特に前二者が大正時代に史跡指定を受けたことは、身近にある文化財に私たちがいち早く気づき、地域の豊かな歴史に目を向けるきっかけになったのではないでしょうか。
特別展では、これらの史跡の発見や調査の経緯をふりかえるとともに、全国的にも注目される代表的な出土資料を紹介しました。
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