大伴家持1300年を記念し、万葉集と氷見のつながりについて紹介する特別展を開催しました。
大伴家持は、天平18年(746)から天平勝宝3年(751)にかけての5年間、越中の国守として伏木にあった国庁に赴任し、多くの歌を残しました。また、家持は『万葉集』の編纂に関わったとされ、『万葉集』には越中で詠まれた歌が330首掲載されています。
このうち氷見で詠まれた歌は、家持のものが14首、部下や平城京からの客人等の歌が15首、合計29首にも上ります。特に布勢水海には四度にわたり遊覧したことが記され、家持と周辺の人たちにとって、心ひかれる風光明媚な地であったようです。
特別展では、氷見で詠まれた歌を詳しく紹介するとともに、その後の文芸に与えた影響や家持の顕彰関連資料、奈良時代の氷見の様子を概観しました。
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