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 氷見沖の富山湾に浮かぶ三つの島、唐島[からしま]虻が島[あぶがしま]仏島[ほとけじま]は、いずれも小さな無人の島ですが、それぞれ古くから地域との結びつきが強く、対岸の歴史を映し出す鏡のような存在といえます。 

 唐島は古刹光禅寺の鬼門鎮護の霊域として観音・弁天が安置され、氷見浦の人々の信仰を集めるとともに、中世氷見湊の開設とも深く関わる島です。
 虻が島は男島・女島と周囲の岩礁から成り、縄文時代や中世などの遺物が採集されているほか、高岡城跡石垣の石切場にもなっています。また石動山に関わる伝承も残されています。
 仏島は能越国境の島(地籍は氷見市脇)として知られ、かつては七尾市山崎町の阿良加志比古神社の神事と深く関わっていました。

 この特別展ではこれらの島に秘められた歴史を通して、地域のあゆみを振り返りました。

「から・あぶ・ほとけ」展示風景

会 場 氷見市立博物館特別展示室
会 期 平成21年10月16日(金)から11月8日(日)まで
観覧料 無料。ただし、解説図録を実費販売。1冊200円。
行 事 【資料解説会】
 10月17日(土)   午後2時〜
 会場:氷見市立博物館特別展示室

【図書コーナー】
 図書館との連携事業のひとつとして、会期中特別展テーマに関する
 図書コーナーを閲覧室に開設。
図 録 『特別展 から・あぶ・ほとけ ―島が映す地域の歴史―』

 H21年10月発行、B5判、41p、200円。

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