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氷見市の朝日貝塚を始めとして、北陸の縄文時代の遺跡からは、生活用具以外の用途と考えられる遺物が豊富に出土し、またその種類も多様です。こうした、土偶・石棒・三角柱状土製品・石冠・石刀などの道具は、北陸にいた縄文人の精神文化の豊かさを物語る貴重な資料として注目に値します。
本展覧会では、北陸の代表的な縄文遺跡から出土したこれらの遺物を展示し、遺跡を紹介することによって、縄文人の祈りの世界に焦点をあてました。
今回取り上げた遺跡は、富山県では朝日貝塚(氷見市)・境A遺跡(下新川郡朝日町)・長山遺跡(富山市八尾町)・早川コレクション(富山県埋蔵文化財センター)、石川県では御経塚遺跡(石川郡野々市町)、新潟県では寺地遺跡(糸魚川市)、岐阜県では塩屋金精神社遺跡(飛騨市)・堂ノ前遺跡(飛騨市)などで、約200点の遺物を展示・紹介しました。 |


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「縄文人の祈り」展示風景
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会 場 |
氷見市立博物館特別展示室 |
会 期 |
平成8年10月19日(金)から11月10日(日)まで |
観覧料 |
無料。ただし、解説図録を実費販売。 |
図 録 |
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『特別展 縄文人の祈り』
H8年10月発行、B5判、36p、200円。
(表紙:モノクロ、本文:モノクロ、カラー図版1p) |
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