中世末以降、氷見市で記録に残る大きな災害は、地震6件、地すべり67件、火事55件、洪水75件、風害・浪害47件、雪害3件、旱魃26件などです。
また、中尾地区の遺跡での噴砂や、脇方谷内出中世墓の埋没などのように、発掘調査によって地震や崖崩れの痕跡が確認された例も多くあります。
軟弱な地盤の多い氷見市は、ひとたび災害が発生すると、多大な被害を被ることが多く、地域の歴史は、人々が災害に立ち向かってきた歴史であるとも言えるでしょう。
この特別展では、氷見地域でおこった災害の恐ろしさや、復興に向けて立ち向かう人々の姿を振り返ることで、地域の歴史の一端を紹介しました。
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