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氷見市立博物館では、昭和57年8月の開館以来、氷見地域を中心とする歴史や考古・民俗の各分野のほか、“氷見にゆかりの人シリーズ”と銘打ち、氷見と関係の深い人たちにスポットを当てて、これまで13回におよぶ特別展や企画展を開催してきました。
とりわけ、昭和62年10月から11月にかけて、市制施行35周年記念特別展「冬木清 展」を開催し、現代の四条円山派を代表する日本画家の一人として活躍した冬木清(玲華)の作品や下図・写生など90点余りを展示・紹介しました。
また、この特別展の開催を契機として、佐賀県藤津郡七浦村(現・佐賀県鹿島市大字音成)出身で冬木清の弟子にあたる、同じく四条円山派の日本画家・石橋同(西虹[])氏から、昭和62年第22回日春展入選作「憩い」の寄贈を受けました。
晩年に「西虹」と号して精力的に大作の制作を続けた石橋同氏は平成12年7月に逝去されますが、翌13年5月には京都に住まいの石橋同(西虹)氏の遺族の申し出により、日展や日春展のほか新美術展出品作など同氏の代表作や大作16点のほか、作品制作の過程で大量に描かれた写生や下図など200点余りを一括して当博物館へ寄贈していただきました。
本展覧会では、寄贈を受けた石橋同(西虹)の代表作17点のほか、作品完成までの過程を如実に物語る写生や小下図・大下図など200点余りを初公開しました。
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展示作品
「晨(母子)」(平成元年・第21回日展出品作)
「晨(有明海の海苔摘み)」(昭和63年頃・日展出品作)
「蔬菜」(日展出品作)
「輝く」(日展出品作)
「憩い」(昭和62年 第22回日春展出品作)
「春雪(桂離宮)」(日春展出品作)
「干潟の夕べ」(日春展出品作)
他、写生・下図など120点余り。
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「石橋西虹展」展示風景 |
会 場 |
氷見市立博物館特別展示室 |
会 期 |
平成13年10月19日(金)から11月11日(日)まで |
観覧料 |
無料。ただし、解説図録を実費販売。 |
図 録 |
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『特別展 石橋西虹展』
H13年10月発行、B5判、52p、300円。
(全てカラー)
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