「加藤雨月」展(昭和58年度)、「宝田桂山」展(昭和59年度)に続き、昭和30年代を中心に、仏像などを題材として独自の油絵の世界を拓いた段證鐵也の作品を紹介しました。
段證鐵也は、氷見市宇波の人。昭和40年12月、その才能を高く評価されながら48歳で没。死の直前まで、主に仏像をモチーフに日展・光風会展へ出展を続けました。今日彼の作品は、約50点余知られています。
本展覧会では、彼の代表作「尊者」(F60号、昭和37年)、「室」(F60号、昭和37年)、「建物」(F50号、昭和32年)、「内陣」(F60号、昭和35年)など油絵31点を展示。あわせて、彼が生前愛用した絵筆・イーゼル・硯筥等を展示しました。
なお、特別展終了後、遺族の御好意により、特別展開催を記念して、第48回光風会展出展作品「室」が博物館に寄贈されました。 |

 |