路線バスの維持確保について
概要・内容
人口減少やライフスタイルの変化などに伴い、全国的に路線バスの確保・維持が困難となっています。
しかしながら路線バスは、通勤・通学など市民生活の足の確保はもとより、交通渋滞の緩和や環境負荷低減といった効率的な都市経営に不可欠であるだけではなく、「誰でも自由に移動できる」ことを保障する福祉的機能を有しています。
このように、路線バスは市民生活にとって重要な役割が期待されていることから、氷見市では路線バスの維持確保・活性化に取組んでいます。
1回の乗車が1本の路線の維持確保につながり、1本の路線の維持確保が地域を守ることにつながります。住民の皆様や来訪者の皆様には、バスの積極的な利用をお願いします。
路線バス(一般乗合)の運行状況
広域的な路線バスほか
氷見市内には、済生会高岡病院・高岡駅前を起点とする地域間幹線系統が6系統、その他の運行系統が3系統(いずれも加越能バス株式会社による一般乗合バス)のバスが運行されています。
地域内フィーダー系統「氷見市街地周遊バス」
2012年10月から、地域間幹線系統と接続し、JR氷見駅と市街地周辺の主要施設を結ぶ地域内フィーダー系統として「ひみ市街地周遊バス」が区間内100円(小児50円)均一の運賃で4系統運行されています(加越能バス株式会社による一般乗合バス)。
このバス車両には、本市出身のまんが家・藤子不二雄(A)先生によるキャラクター「怪物くん」のイラストがラッピングされており、市内公共交通機関のモデル的存在として活躍しています。
ひみまちなかバスマップ
中心市街地のバス停、みどころ、市街地周遊バスとJR氷見線の時刻表が載っています。ひみまちなか観光に利用ください。(両面印刷して6つ折りで利用ください)
ひみまちなかバスマップ (PDFファイル: 898.5KB)
とやまロケーションシステム
県内全域の路線バスの位置情報、運行状況、遅延情報などを検索できるシステムが2019年11月18日に始まりました。
パソコン、スマホ、携帯電話からQRコードを読み取って使えますので、利用ください。
QRコードや詳細は下記パンフレットを参照してください。
運行事業者お問合せ先
加越能バス株式会社 氷見営業所 電話番号 0766-74-0750
路線バス関連情報
市街地周遊バス(氷見市観光ポータルサイト「きときとひみどっとこむ」)
NPOバス(自家用有償旅客運送)の運行状況
市内の中山間地域である八代地域、余川谷地域、灘浦地域、久目地域、速川地域及び熊無・論田地域では、地元有志で結成された特定非営利活動法人(NPO法人)により、それぞれの地域からJR氷見駅前までを結ぶNPOバスが6系統運行されています。
これらの地域では、他の交通機関による移動手段の確保が著しく困難であることから、道路運送法第78条に基づく自家用有償旅客運送(公共交通空白地有償運送)の形態を採ってバスを運行しています。自家用有償旅客運送制度を活用したバスであるため、バスを利用するためには運行するNPO法人の会員となる必要があります。
いずれの路線も、市や県の補助金だけではなく、利用者の会費負担や寄付などにより運行されており、「地域でバスを運行し、守っていく」モデルケースとして、全国から高い評価を受けています。
NPOバス「ますがた」(磯辺線)
「ますがた」は、八代地域と氷見市民病院、中心市街地及びJR氷見駅を結ぶバスとして2005年10月から運行を開始しました。NPO法人八代地域活性化協議会により、平日5往復、土曜日、祝日3往復が運行されています。
このバスを利用するためには八代地域活性化協議会の会員となる必要があり、年会費5,000円に加え、利用者の住所地に応じた30,000円、25,000円、15,000円の3段階のバス年会費を納付することにより、毎日バスを利用することができます。
年会費制を採用したことにより、運行事業者は安定した収入を見込むことができ、市の運行支援補助金と合わせたバス事業収支の見通しが立てやすく、経営安定化に寄与しています。一方、利用者は年に1度会費を納付すればよいので、気軽にバスを利用することができます。このため、高齢者の自主的な外出機会ができたこと、バス車内が利用者同士の交流・情報交換の場となっていること、運転士による地域や高齢者の見守りにつながっていることなどの副次的効果が生まれています。
「ますがた」ご利用のお問合せ先
特定非営利活動法人八代地域活性化協議会
電話番号 0766-95-1566
「ますがた」運行路線図 (PDFファイル: 238.6KB)
NPOバス「やまびこ」(碁石線)
「やまびこ」は、余川谷地域と氷見市民病院、中心市街地及びJR氷見駅を結ぶバスとして2010年10月から運行を開始しました。NPO法人余川谷地域活性化協議会により、運行開始以来、定時定路線の運行を続け、令和5年10月から国補助フィーダー系統路線としてデマンド運行の本格運行を開始しています。
このバスを利用するためには余川谷地域活性化協議会の会員となる必要があり、年会費1,000円(世帯主)に加え、利用区間に応じて月額4,000円または5,000円のバス会費を納付することにより、毎日バスを利用することができます。
従来のバス路線よりも停留所を増やしたり、1回利用料金の設定など利用者の利便性を確保しています。また、乗換停留所を設定してより少ない車両数で効率的に運行できるようにするなど、経営的視点から様々な工夫して運行しています。
「やまびこ」ご利用のお問合せ先
特定非営利活動法人余川谷地域活性化協議会
電話番号 0766-74-1588
NPOバス「なだうら」(灘浦線)
「なだうら」は、灘浦地域山間部と氷見市民病院、中心市街地及びJR氷見駅を結ぶバスとして平成24年4月から運行を開始しました。NPO法人八代地域活性化協議会により、平日2往復、土曜日2往復が運行されています。
このバスを利用するためには八代地域活性化協議会の会員となる必要があり、年会費5,000円に加え、利用者の住所地に応じた20,000円、15,000円、10,000円、5,000円の4段階のバス年会費を納付することにより、毎日バスを利用することができます。
年会費制を採用したことにより、運行事業者は安定した収入を見込むことができ、市の運行支援補助金と合わせたバス事業収支の見通しが立てやすく、経営安定化に寄与しています。一方、利用者は年に1度会費を納付すればよいので、気軽にバスを利用することができます。このため、高齢者の自主的な外出機会ができたこと、バス車内が利用者同士の交流・情報交換の場となっていること、運転士による地域や高齢者の見守りにつながっていることなどの副次的効果が生まれています。
「なだうら」ご利用のお問合せ先
特定非営利活動法人八代地域活性化協議会
電話番号 0766-95-1566
「なだうら」運行路線図 (PDFファイル: 257.9KB)
NPOバス「くめバス」(久目線)
「くめバス」は、久目地域と氷見市民病院、中心市街地及びJR氷見駅(一部は氷見高校まで)を結ぶバスとして2016年10月から運行を開始しました。NPO法人上庄谷地域協議会により、平日4往復、土曜日2往復が運行されています。
このバスを利用するためには上庄谷地域協議会の会員となる必要があり、年会費2,000円(世帯主)に加え、利用者の住所地に応じた45,000円、40,000円、35,000円、30,000円の4段階のバス年会費を納付することにより、毎日バスを利用することができます。年会費による利用のほか、利用区間に応じたバス会費を回数券で納付することによっても、バスを利用することができます。
従来のバス路線よりも停留所を増やすだけではなく、今までバスが通っていなかった地域に路線を引いて利用者の利便性を確保するなど、工夫して運行しています。
「くめバス」ご利用のお問合せ先
特定非営利活動法人上庄谷地域協議会
電話番号 070-2687-8060
くめバス時刻表2019年4月1日 (PDFファイル: 173.3KB)
NPOバス「はやかわバス」(速川線)
「はやかわバス」は、速川地域と氷見市民病院、中心市街地及びJR氷見駅(一部は氷見高校まで)を結ぶバスとして2018年10月から運行を開始しました。NPO法人上庄谷地域協議会により、平日4往復、土曜日2往復が運行されています。
このバスを利用するためには上庄谷地域協議会の会員となる必要があり、年会費2,000円(世帯主)に加え、利用者の住所地に応じた35,000円、30,000円、25,000円の3段階のバス年会費を納付することにより、毎日バスを利用することができます。年会費による利用のほか、利用区間に応じたバス会費を回数券で納付することによっても、バスを利用することができます。
従来のバス路線よりも停留所を増やすだけではなく、今までバスが通っていなかった地域に路線を引いて利用者の利便性を確保するなど、工夫して運行しています。
「はやかわバス」ご利用のお問合せ先
特定非営利活動法人上庄谷地域協議会
電話番号 070-2687-8060
「はやかわバス」運行路線図 (PDFファイル: 2.4MB)
「はやかわバス」運送の対価 (PDFファイル: 91.8KB)
はやかわバス時刻表2019年4月1日 (PDFファイル: 272.5KB)
NPOバス「くまなしバス」(熊無線)
「くまなしバス」は、熊無・論田地域と氷見市民病院、中心市街地及びJR氷見駅(一部は氷見高校まで)を結ぶバスとして2018年10月から運行を開始しました。NPO法人上庄谷地域協議会により、平日4往復、土曜日2往復が運行されています。
このバスを利用するためには上庄谷地域協議会の会員となる必要があり、年会費2,000円(世帯主)に加え、利用者の住所地に応じた30,000円、25,000円の2段階のバス年会費を納付することにより、毎日バスを利用することができます。年会費による利用のほか、利用区間に応じたバス会費を回数券で納付することによっても、バスを利用することができます。
従来のバス路線よりも停留所を増やすだけではなく、今までバスが通っていなかった地域に路線を引いて利用者の利便性を確保するなど、工夫して運行しています。
「くまなしバス」ご利用のお問合せ先
特定非営利活動法人上庄谷地域協議会
電話番号 070-2687-8060
「くまなしバス」運行路線図 (PDFファイル: 2.4MB)
更新日:2024年01月31日