ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチン接種のキャッチアップ接種について

更新日:2024年04月01日

これまでの経緯

ヒトパピローマウイルス(以下、HPV)ワクチンは、公費負担となる定期予防接種として位置づけられています。平成25年6月にワクチンとの因果関係を否定できない副反応が報告されたことから、令和4年度までは国の方針によりHPVワクチン接種の積極的な勧奨を差し控えてきました。

現在は、最新の知見を踏まえ、HPVワクチン接種の安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、接種の積極的な勧奨を再開しています。

また、公平な接種機会を確保するため、HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対する「キャッチアップ接種」として、対象者には令和4年度から令和6年度までの3年間に限り、無料(公費負担)でHPVワクチン接種ができることとなっています。

子宮頸がん予防ワクチンについて

現在、定期接種(公費)で接種できる子宮頸がん予防ワクチンは、2価ワクチン「サーバリックス」と4価「ガーダシル」と9価「シルガード」の3種類です。

 

接種回数・接種間隔

ワクチンの種類について
ワクチン名 標準的な接種間隔 接種回数
サーバリックス(2価)

【1,2回目】

1か月の間隔をおいて2回接種

【3回目】

1回目の接種から6か月の間隔をおいて接種

いずれも3回
ガーダシル(4価)

【1,2回目】

2か月の間隔をおいて2回接種

【3回目】

1回目の接種から6か月の間隔をおいて接種

シルガード(9価)

【1,2回目】

2か月の間隔をおいて2回接種

【3回目】

1回目の接種から6か月の間隔をおいて接種

※1回目の接種開始日によっては、接種期間内に3回目まで接種を終えられない場合があります。接種期間を過ぎた場合は、全額自己負担となりますので、ご注意ください。

※子宮頸がん予防ワクチンは、同一のワクチンで規定の回数を接種することが原則となっております。

キャッチアップ接種の対象者

平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子

接種期間

令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間です。

今年度で、公費(無料)で接種できる期間が終了します。令和6年9月までに1回目の接種を受ける事で、期間内(令和7年3月31日まで)に3回の接種ができます。医療機関と相談し、余裕をもって接種をしましょう。

 

接種場所

市内指定医療機関一覧
医療機関名 住所 電話番号
加藤医院 北大町11番11号 72-0608
金沢医科大学氷見市民病院 鞍川1130番地 74-1900
河合内科医院 中央町12番8号 74-5178
佐伯レディースクリニック 窪660番地 91-8855
澤武医院 幸町1番13号 72-0118
高木内科医院 大野595番地 72-8686
高嶋クリニック 丸の内10番5号 72-0834
中村記念病院 島尾825番地 91-1307
西野医院 窪1076番地1 91-7500
ふちざわ子どもクリニック 加納484番地1 72-1557
松井内科クリニック 伊勢大町2-7-49 72-0074
ゆう内科クリニック 栄町10番8号 73-2811

必要なもの

・マイナンバーカードなど年齢、住所を確認できるもの

・子宮頸がん予防ワクチン接種予診票

・母子健康手帳

注意事項

特段の理由により県外等の市外医療機関での接種を希望される場合は、接種の予約をする前に必ず健康課までご相談ください。(接種費用が、全額自己負担となる場合があります。)

令和6年7月に対象の方に再度予診票を送付予定です。届いた方は、新しい予診票を使用していただき、お手持ちのものは破棄していただきますようお願いいたします。

予防接種を受けることができない方

・明らかに発熱している方(通常は37.5℃を超える場合)

・重い急性疾患にかかっている方

・ワクチンの成分によって、過敏症(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応を含む)を起こしたことがある方

・その他、かかりつけの医師に予防接種を受けない方が良いと言われた方

予防接種を受けるに際し、医師とよく相談しなければならない方

・血小板が少ない方や出血しやすい方

・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患がある方

・過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発しんなどのアレルギーを疑う症状が見られた方

・過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある方

・過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方、もしくは先天性免疫不全症と診断された近親者がいる方

・妊婦あるいは妊娠している可能性のある方、授乳中の方

など

すでにHPVワクチンを自己負担で接種された方へ

子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、定期接種の機会を逃した方が定期接種の年齢を過ぎて、任意接種として自己負担で接種した場合、氷見市が定める限度額の範囲内で接種費用の償還払い(払い戻し)を実施します。

該当される方は、下記の必要書類を健康課窓口までご提出ください。

 

【対象者】

令和4年4月1日時点で氷見市に住所があり、下記1.~4.の全てを満たすもの

1.平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女子であること

2.16歳になる年度(高校1年生相当)の末日までにHPVワクチンの定期接種を3回受けていないこと

3.17歳になる年度(高校2年生相当)の初日から令和4年3月31日までに国内の医療機関でHPVワクチン(2価ワクチン、4価ワクチン又は9価ワクチン)の接種を自己負担で受けていること

4.償還払いを受けようとする接種回数分について、公費負担でHPVワクチン接種を受けていないこと

 

【助成期間】

令和7年3月31日まで

 

【助成方法】

償還払い(助成金額が決定次第、後日ご指定の口座に振り込みます)

 

【助成の範囲】
ワクチン接種 接種回数 限度額
2価HPVワクチン(サーバリックス®) いずれも計3回接種 1回15,900円を上限とする
4価HPVワクチン(ガーダシル®)
9価HPVワクチン(シルガード®9) 1回29,300円を上限とする

※申請額が限度額を超える場合の超過分は、自己負担となります。また、申請額が限度額以下の場合は、申請額が償還額となります。

 

【申請書類】

申請書は任意接種分をまとめて健康課にご提出ください。

1【様式1ダウンロード】

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書(様式第1号)(PDFファイル:175.4KB)

 

2.被接種者の氏名・住所・生年月日が確認できる書類の写し(申請者と被接種者が異なる場合は双方のもの)

 

3.医療機関で発行された領収書・診療明細書(原本)

※領収書等がない場合は、ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書(様式第2号)(PDFファイル:70.9KB)が必要になります。証明書発行手数料は申請者負担になりますので、ご了承ください。

【様式2ダウンロード】ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書(様式第2号)(PDFファイル:70.9KB)

 

4.接種記録が確認できる書類(母子健康手帳や予防接種済証の写し等)

5.振込希望先金融機関の通帳又はキャッシュカードのコピー

 

【その他】

氷見市から他市町村へ転出された場合、申請書は使用できません。

 

【参考】

HPVワクチンを自己負担で接種された方へ(PDFファイル:224.8KB)

関連ホームページ(厚生労働省)

HPVワクチン接種後に症状が生じた方に対する相談窓口について

HPVワクチンの接種後に生じた症状について、患者へより身近な地域において適切な診療を提供するため、各都道府県において協力医療機関が選定されています。

協力医療機関について、詳しくは以下の厚生労働省のホームページをご参考下さい。

〇ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について(厚生労働省ホームページ)

協力医療機関への受診については、接種を受けた医師又はかかりつけ医にご相談ください。

 

【HPVワクチンに関する一般的なご相談】

HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についてのご相談窓口は厚生労働省の「感染症・予防接種相談窓口」をご利用下さい。

感染症・予防接種相談窓口(厚生労働省)

こちらの相談窓口は、子宮頸がん予防(HPV)ワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について、相談にお応えします。
※行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。
●電話番号:03-5656-8246 
●受付時間:午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く)

この記事に関するお問い合わせ先

健康課

郵便番号:935-0011
富山県氷見市中央町12番21号
電話番号:0766-74-8062 ファックス番号:0766-74-8257
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