氷見市トンネル長寿命化修繕計画
〇氷見市が管理するトンネルの高齢化が進んでいます
氷見市は令和7年度に市が管理するトンネル5箇所を対象に長寿命化修繕計画を策定しました。対象トンネルは「桜峠隧道」、「農免隧道」、「八幡トンネル」、「森寺隧道」、「百谷隧道」です。この中で「農免隧道」は最も古く、建設から56年経過しています。最も新しい「桜峠隧道」で建設から32年経過しています。その他は建設から約40~50年経過しています。15年後には、4つのトンネルが完成後50年を超えることになります。今後、トンネルの高齢化が進行し、維持管理費の急増が予想されます。
〇損傷を放置すると、日常生活に影響が出てきます
壊れてから補修を行う事後保全型の維持管理を続けた場合、一斉に大規模な修繕が必要となる時期を迎えるため、老朽化に起因する突発的な事故が発生したり、通行制限など安全・安心に大きな影響が出てきます。また、増大する補修費による財政の逼迫が懸念されます。
〇計画的な修繕により寿命を延ばし、修繕費を抑えます
従来のトンネルの劣化が大きくなってから修繕を行う維持管理の方法を「事後保全型」といいます。これに対し、トンネルの劣化が小さいうちに修繕を行い、計画的かつ予防的に維持管理する方法を「予防保全型」といいます。予防保全型の維持管理方法へ移行することで、道路交通ネットワークの安全を確保し、トンネルの長寿命化と修繕費の削減を図ります。
  





      






更新日:2025年10月23日