氷見市橋梁長寿命化修繕計画
〇氷見市が管理する橋梁の高齢化が進んでいます
氷見市は2020年度に市が管理する橋梁354 橋を対象に長寿命化修繕計画を策定しました。これらの多くは高度経済成長期に建設されたもので、建設後50 年以上経過した橋梁の割合は、全体の30.6%にのぼります。その割合は、10 年後(2029 年)には62.3%、20 年後(2039 年)には82.6%にまで増加し、橋梁の高齢化はさらに進行します。これまでに点検を実施した結果、コンクリートのひび割れや鋼材の腐食など様々な損傷が見られました。
〇損傷を放置すると、日常生活に影響が出てきます
壊れてから補修を行う事後保全型の維持管理を続けた場合、一斉に大規模な修繕が必要となる時期を迎えるため、老朽化に起因する突発的な事故が発生したり、通行制限など安全・安心に大きな影響が出てきます。また、増大する補修費による財政の逼迫が懸念されます。
〇計画的な修繕により寿命を延ばし、修繕費を抑えます
従来の橋梁の劣化が大きくなってから修繕を行う維持管理の方法を「事後保全型」といいます。これに対し、橋梁の劣化が小さいうちに修繕を行い、計画的かつ予防的に維持管理する方法を「予防保全型」といいます。事後保全型と予防保全型を組み合わせた維持管理へ移行することで、道路交通ネットワークの安全を確保し、橋梁の長寿命化と修繕費の縮減を図ります。
更新日:2023年03月24日