大規模盛土造成地について
大規模盛土造成地マップ
兵庫県南部地震や新潟県中越地震などの大地震の際に、盛土を行った造成宅地において地滑り的変動(滑動崩落)が生じ、崖崩れ又は土砂の流出などによる多くの被害が発生しました。このような災害を防止し、軽減するため、氷見市では国のガイドラインに基づき大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を把握する調査を行い、「大規模盛土造成地マップ」を作成しましたので公表いたします。
このマップは、大規模に造成された宅地が、お住まいの近くに存在しているかどうかを市民の皆様に知っていただき、防災意識を高めていただくことを目的としております。このマップに表示された大規模盛土造成地は、概ねの位置と規模を抽出したもので、直ちに危険性のある盛土造成地を示したものではありません。
第2次スクリーニング(詳細調査)完了済み
第2次スクリーニングでは、現地での地形の確認、土質・地下水位・断面形状の調査、安定計算などを行い、大地震時に滑動崩落が発生する恐れがあるかどうかを検証します。
これまで、市内にある4個所の大規模盛土造成地について第2次スクリーニング調査を行い、安全であることを確認しました。
この調査は、国のガイドラインに基づき、調査・計算を行ったものであり、全ての地震を想定できるものではありません。また、地震には震源地の位置、揺れ方、規模が断層によって様々であり、不確定要素が多いため、調査時点でのデータでは安全性が確認されたと理解していただき、今後も宅地の維持管理に努め、防災意識を高く持っていただくことが重要です。
わが家の宅地チェックポイント
宅地における災害を防ぐためには、宅地所有者等の皆様が、日頃から自らの宅地や周辺の擁壁などに目を配り、点検しておくことが大切です。日頃から点検することによって、滑動崩落など宅地被害の前兆となりうる異常を早く発見することができます。

更新日:2023年03月01日