世界農業遺産・日本農業遺産の認定を目指して

更新日:2021年05月06日

「氷見の持続可能な定置網漁業」システム

氷見市では、長年にわたり平野部では農業、起伏の穏やかな中山間地域では林業、また大陸棚が発達した沖合では漁業が、自然と向き合いながら営まれてきました。これらの農林水産業は、相互に深くかからりながら、また、地域の社会、経済、文化なども育みながら今日まで受け継がれてきました。

市では、この営みを「氷見らしさ」として、次の世代に継承していかなければならないものと考えており、「氷見らしさ」をみんなで考え、みんなで守り、みんなで活かしていくために世界農業遺産・日本農業遺産の認定を目指してまいります。

 

1 世界農業遺産・日本農業遺産について

世界農業遺産は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化や農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、将来に受け継がれるべき重要な農林水産業システムであり、国連食糧機関が認定することになっています。

また、日本において、6次産業化の推進などの基準を加え、その農林水産業システムを農林水産大臣が認めたものが日本農業遺産となっています。

2 申請について

令和2年7月28日に農林水産大臣へ「氷見の持続可能な定置網漁業」の世界農業遺産への認定申請に係る承認及び日本農業遺産への認定を申請しました。(全国13地域から応募あり)

今回の申請では、400年以上の歴史のある定置網漁業が農業、林業と深く関わることで地域の社会、経済、文化が継承されていること、定置網漁業を支えるため地域の人々の環境保全活動が積極的に行われていること、氷見の定置網漁業は国内外の定置網技術の発展に大きく貢献していることなどを軸とし、申請を行いました。

 

3 今後のスケジュール

令和2年10~12月頃 現地調査

令和2年1月頃 2次審査(プレゼンテーション)

令和3年2月頃 結果発表

この記事に関するお問い合わせ先

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