市長の活動日誌:2023年11月21日から11月30日まで

更新日:2023年12月01日

令和5年11月21日(火曜日)

昨日に続き、富山県市町村管理組合による北海道での視察です。
恵庭市(人口約7万人)は新千歳空港のある千歳市の北側にあり、札幌駅まで24分、新千歳空港まで13分と地理的にも恵まれた位置にあり、近年でも人口が増加しています。
しかし、今後は人口も減少に転ずる見込みなことから、市有地を民間に提供し複合ビルを建設してもらい、市が賃料を払い、図書館や児童館、子育て支援センター、学童クラブ、保健センター等を運営している「えにあす」を視察しました。
年間の収入として土地の借地料が約500万円、市が払う年間家賃が約6千万円で電気・水道代は別途必要とのことです。
これでも30年間で計算すると、市が建物を建設するより安上がりになるとの説明でした。
また、民間施設として、コンビニやフィットネスクラブ、室内テニスコートも併設されています。

令和5年11月22日(水曜日)

氷見商工会議所の模範従業員表彰並びにチャンピオンショップコンテスト2023の表彰式に出席しました。
模範従業員の皆様は、長年にわたり、それぞれの事業所での業務に精励され、企業の発展や地域産業の振興に多大なるご貢献をされてこられた賜物です。
また、チャンピオンショップコンテストの各部門の受賞者は、魅力あるお店づくりに創意工夫をされ市民の皆様から支持されたことと思います。
今後益々の皆様のご活躍をご期待いたします。

令和5年11月23日(木曜日)

毎年恒例の原子力防災訓練を実施しました。
震度6強による地震で、石川県の志賀原子力発電所が機能停止となり、UPZ圏内(30km圏内)にある氷見市の女良、宇波、薮田地区のモニタリングポストの放射能が避難レベルに達したとの想定で、今年は過去最大の約200名の避難、うち約100台は自家用車で、一時避難退避所のふれあいスポーツセンターで、バスや自家用車の車両や人体を検査する訓練を行いました。その後は、砺波市の柳瀬体育館への避難です。
原子力発電所の事故が、刻々と拡大していく状況下で、国や富山県、石川県、関係市町がリモートでの会議で対策を報告する形での訓練もありました。

令和5年11月24日(金曜日)

氷見土木事務所管内の優良土木建築工事の表彰式を開催しました。
建設業の皆様には、近年の集中豪雨等による災害で、いち早く復旧工事を実施して頂き、市民の安全安心の確保にご尽力を頂いています。
この度は、卓越した技術で素晴らしい工事を実施された皆様を表彰させて頂きました。

 

山森記念財団の理事長の山森一男様が、毎日コツコツと小銭を20年間貯めてこられた貯金を、氷見市にご寄贈頂きました。16万3千円余りありました。
氏が尊敬する二宮尊徳の教えである「小を積んで大を為す」の言葉通り、長年の積み重ねで大きなことも成功することを子どもたちにも理解してもらい、このご篤志を教育に使ってほしいとのお気持ちを頂きました。
次代を担う子どもたちにも、こうした教えを理解していただけるよう、有効に活用させて頂きます。

 

「第33回イルミネーション in ひみ」の点灯式を開催しました。
この湊川沿いの夜のイルミネーションは、すっかり氷見の冬の風物詩として定着しています。
今年も、今日の点灯式の電気は、太陽光発電でのクリーンエネルギーを使用しています。
今年のテーマは「期待」です。新型コロナウィルス感染症が収束に近づく中、週末には多くの観光客の皆様に氷見市に訪れて頂いています。また、寒ぶり宣言も待ち遠しい季節となりました。
明日への期待、来年への期待など、このイルミネーションの灯りを見ながら、一時でも冬の夜の明るさを感じてもらいたいと思います。

令和5年11月26日(日曜日)

氷見商工会議所女性会創立50周年記念式典に出席しました。
当会は、昭和48年8月の創立以来、半世紀にわたり女性経営者としての経営知識の向上と研鑽、経済人としての相互交流を通じて、地域経済の発展はもとより、市政全般にわたり格別のご支援、ご協力を頂いています。
人口減少社会の到来を迎え、人手不足等の社会課題が顕在化するなか、女性活躍社会が期待されています。
こうしたなか、商工会議所女性会の役割が益々期待されています。
今日は、女優の柴田理恵さんのトークショーに始まり、式典、そしてティーパーティーとご盛会おめでとうございます。
芸術文化館からの海越しの立山連峰の美しい景観も祝福していました。

 

氷見中央ロータリークラブ創立40周年記念式典に出席しました。
当クラブは、昭和48年の創立以来、40年の永きにわたり奉仕の精神に基づいて、海岸一斉清掃や棚田での稲刈り、そしてそのお米の福祉施設への贈呈など様々な分野で積極的な活動を展開されています。
この40周年を節目として、さらなるご発展を祈念いたします。

令和5年11月27日(月曜日)

国土交通省北陸地方整備局に対し、国道415号の熊無・神子原県境区間の整備要望を岸羽咋市長とともに行いました。
羽咋市側で整備中の平野部でのバイパス区間は去る10月に全線開通していますし、氷見市の平野部の谷屋・大野間(4.2km)のバイパス区間もあと数年での完成予定で、残るは県境区間(6.7km)だけとなります。
能登半島の東側の能越自動車道と、西側ののと里山海道を東西に最短で結ぶこの国道415号の整備促進を強く訴えてまいりました。

令和5年11月28日(火曜日)

国道415号の氷見・羽咋県境区間の新規整備や整備中の谷屋大野バイパス区間の一日も早い完成、そして能越自動車道氷見南インターチェンジから国道160号までのアクセス道路整備について、各整備促進期成同盟会の皆様とともに、堂故国土交通副大臣や吉岡国土交通省技監、そして富山・石川県選出国会議員の皆様等へ要望活動を行いました。
議員の皆様からも力強い応援を頂き、今後の整備促進に努力してまいります。

令和5年11月29日(水曜日)

県から城端線・氷見線再構築実施計画(案)が示されました。
国、県、関係4市、JRが費用負担をして、現在の24両の車両全てを新たに電気式気動車等34両導入して、現在の1.5倍程度の運行頻度にし、全19駅に概ね2年で交通系ICカード対応改札機を設置し、経営をJR西日本からあいの風とやま鉄道に移行するものです。また、高岡駅にて城端線・氷見線の直通化を行い利便性向上を図るものです。この整備や経営安定資金として、JR西日本から150億円の拠出金も示されました。
今後、市議会や市民の皆様にも説明し、計画案の取りまとめを行ってまいります。

令和5年11月30日(木曜日)

第三セクターの氷見ふるさとエネルギー株式会社が、宇波地内の能越自動車道灘浦インターチェンジ近くの約4ヘクタールの土地において、太陽光発電所を建設し、その電力を北陸電力を通じて、市内の企業に供給する再生可能エネルギーの地産地消の取り組みを実施します。
本事業は、経済産業省の需要家主導太陽光発電導入促進事業の「自治体連携型」の取組みとして、全国で初めて採択されました。
また、この発電所は、自治体参画の地域エネルギー会社が建設する太陽光発電所として、北陸3県で最大規模となります。
氷見市では、今年5月に「SDGs未来都市」に選定され。6月には「氷見市ゼロカーボンシティ宣言」を行ったところであり、再生可能エネルギーの地産地消の記念すべき第一歩を踏み出すこととなりました。
出力容量(パネル容量)   2,500kw(3,271kw)
想定年間発電量(初年度)  3,478MWh/年
(一般家庭約1,100世帯分の使用量に相当)
二酸化炭素削減量 1,736t/年