市長の活動日誌:2020年3月20日から3月31日まで

更新日:2020年04月09日

3月21日(土曜日)

富山駅路面電車南北接続開業記念式典に出席しました。
この事業は富山市百年の夢ともいえるまちづくり事業の到達点ともなるもので、明治、大正、昭和、平成、令和と百年以上に渡り、治水を始めとしたまちづくりを県と市が国の技術的、財政的支援を得ながら行ってきた結果が本日の到達点と言えるのではないかと考えます。

3月23日(月曜日)

今年度の第2回魚食文化リーディングプロジェクト協議会を開催しました。
今年度は平成28年度からスタートした本事業の最終年度であり、水産加工品の販路拡大や観光誘客を図るために、台湾の高雄市での国際食品見本市への出展や羽田空港国際線ターミナルでのプロモーション、神戸や名古屋でひみ寒ぶりのPRを行いました。
また、食育活動として、市内の小中学校・保育園を対象とした寒ぶり給食やお魚さばき方教室なども実施しました。
今後とも、氷見の食文化が継承される取り組みを進めてまいります。
 

3月24日(火曜日)

氷見市上伊勢保育園の閉園式を挙行しました。
上伊勢保育園は昭和29年の開設以来、66年間の長きにわたり、市街地南部の保育の中心として地域に愛されながら、約2,500名の子ども逹が卒園しており、私も昭和38年3月の卒園生です。今日はサプライズで卒園記念の写真を頂きました。当時は仏生寺地区に保育園はなく、鞍骨の同級生8人で乗り合いバスに乗り9kmほどの所へ通っていました。
上伊勢保育園は閉園となりますが、この4月からは南大町こども園と統合して「あさひの丘こども園」に移行され、これまで以上に心身ともに健やかな子ども逹の成長を期待しています。

 

3月25日(水曜日)

誠に残念な事件が発生しました。
昨日、氷見市の職員が窃盗容疑で逮捕されました。
 全職員がコンプライアンスの遵守に取り組んでいるなか、このように逮捕に至ったことは、全体の奉仕者たる公務員にあるまじき行為で、誠に残念で遺憾であり、市民の皆様の信頼を裏切るもので、心からお詫び申しあげます。
事実関係を詳細に調べ、事実であれば厳正なる処分を行ってまいります。
今朝は朝一番で幹部職員に集まってもらい、綱紀粛正の訓示を行い、再発防止に向けて誓いを新たにしました。

 

西部中学校、久目小学校、速川小学校、明和小学校の4校を統合して、この4月に県内初となる義務教育学校(小中一貫校)の「西の杜学園」を開校します。
今日はその4校の閉校式を開催しました。
これまで温かい愛情と限りないご支援を賜った地域の皆様をはじめ、関係の皆様方に深く感謝を申しあげます。
各学校の子ども逹の別れのことばで、各学校への感謝を述べておられ、目頭が熱くなり、また、最後の校歌斉唱も感動的でした。
児童の皆さんには、西の杜学園で新たな出会いを通じて切磋琢磨し、健やかに成長して頂きたいと願っています。

 

氷見市と富山県立氷見高校との連携協力に関する包括協定を締結しました。こうした市町村と公立高校との連携協定は県内初となるものです。
地方創生を実現するためには、産官学など氷見市の総力を挙げて連携して取り組むことが必要です。
氷見高校の生徒さんには、氷見市の地域課題について、現状認識や課題解決に向けた取り組みを議論していただき、地域社会の未来を創る人材となって頂きたいと願っています。
市としては授業をサポートするコーディネーター役の職員や地域おこし協力隊等による人的支援を拡充して支援してまいります。

3月26日(木曜日)

今年度の第2回富山県環境審議会に市長会を代表する委員として出席しました。
イノシシ管理計画については、氷見市では県内の半数近くを捕獲していることから、里山林の伐採なども含めた総合的な対策を求めました。
廃棄物処理計画では、海洋ゴミ(マイクロプラスチック)対策として、県で罰則付のゴミのポイ捨て条例の策定をしてはと提案しました。
また、富山県は今年度に「環日本海地域をリードする環境・エネルギー先端県とやま」として、SDGs未来都市に選定されていることから、小水力発電以外にも再生可能エネルギーの太陽光発電やバイオマス発電にも更に取り組んではと意見を申しあげました。

 

氷見市ご出身で神奈川県在住の山森一男さん及び洋子さんご夫妻から氷見市に多額(1千万円)のご寄付を頂きました。
昨日閉校した西部中学校のご出身で、新たな西の杜学園の施設整備に活用くださいとのご厚志です。
山森さんは長らく中国浙江省の寧波市の経済界でご活躍で、寧波市の名誉市民ともなっています。
ふるさと氷見に何か貢献したいとの熱い思いに、心より感謝いたします。

 

さいたま市の大宮商店街連盟の会長及び事務局長が来られ、氷見市と大宮と連携事業をすることとなりました。

3月27日(金曜日)

「富山県地域おこし協力隊表彰」において、氷見市の協力隊3名が最優秀賞にあたるグランプリを受賞され、その報告に来られました。
この3名は市街地の空き店舗を活用して、新しいコミュニティスペース「ヒラク」をDIY改修し、各種イベントを通して様々な人々が集う場を作り上げたものです。
 

3月28日(土曜日)

新型モビリティの試験走行を実施しました。
観光など市内外からお越しの皆様にまちなかを回遊していただくため、まんがのまちづくりを進めていますが、中心市街地をテーマパークのように見立て、氷見番屋街や氷見駅からの移動手段として、導入候補の電動モビリティの試験走行を行いました。
静かな乗り物で、時速15~20kmの速度でまちなかを走ると、まんがのキャラクターがよく見えました。
新年度の9月頃には、屋根等も取り付け、より魅力的な氷見用にカスタマイズした車両4台を導入します。
また、これと連動して、市街地の観光拠点等の情報を一元的にスマホに提供するアプリケーションの開発も行う予定です。

 

3月31日(火曜日)

年度末は別れの季節でもあります。
氷見市の副市長として2年間赴任頂いた小野副市長が本日をもって退任されました。
この間、氷見市の地方創生に大変ご尽力を頂き、心より感謝申しあげます。
総務省に復帰されるにあたり、今後とも氷見の観光宣伝をお願いするため「氷見市きときと魚大使」を委嘱しました。
最後はJR氷見線で帰りたいとの強い意向で、多くの市民の皆様の皆様の見送りの中、ハットリ君列車で帰られました。
 小野さんをお贈りするのにふさわしい青空で、海越しの立山連峰も見送ってくれたと思います。

 

昨日県内で初めて新型コロナウィルスの感染者が確認されたことを受けて、市の第7回対策本部会議を開催し、市で手配したマスクの病院や福祉施設等への配布も含め、当面の対応を決定しました。
感染予防が最優先であり、ご理解をお願いします。
1.小中学校は予定通り4月6日から再開。
2.市が主催する中央公民館の各種講座等は当面再開しない。
3.寿養荘は当面休館を継続。百歳体操等も当面再開しない。
4.児童館、いきいき元気館多目的広場、わんぱく広場は4月6日から再開。
5.朝日山公園等での花見期間中のシート敷きでの飲食行為は禁止。

 

年度末にあたり、退職されるに職員の永年勤続表彰及び退職辞令の交付を行いました。
氷見市ではこれまで、職員がピンチをチャンスに変えるという強い意思を持って、行財政運営の健全化に向けた学校統合や保育所の民営化、市民病院の公設民営化などの行政改革を進めるとともに、人口減少対策や少子化対策をはじめとする施策に献身的に取り組んで頂きました。
これまでのご労苦に感謝申しあげますとともに、今後も健康にご留意頂き、ご家族皆様ともども末永いお幸せをお祈りいたします。

 

海浜植物園のリニューアル工事が完成したので、確認に行ってきました。
中庭の屋根付きふわふわドームは解放感とダイナミック感がありました。白色以外のカラーのふわふわドームは国内初です。
ターザンロープと多目的遊具も魅力的です。
温室内のネット遊具は二階部分で植物を見ながらの空中散歩です。ボルダリングも楽しみです。
また、リカレントルームは氷見里山杉を使い、暖かみのあるしつらえです。
展示ルームでは木製の電動機関車にも乗れます。
四月にはオープンしたいと思いますが、今般の新型コロナウィルスの感染防止にも配慮しないといけません。