市長の活動日誌:2019年10月21日から10月30日まで

更新日:2020年03月27日

10月21日(月曜日)

氷見農業遺産推進協議会を開催しました。
氷見市では2年前から、400年以上の歴史がある定置網や農業、林業とのつながり等による循環システムを、日本農業遺産、世界農業遺産の認定に向けて取り組んでいます。
昨年度の申請では認定にならなかったことから、内容を見直して、定置網を資産の中心に据えた内容の骨子案を作成し、本日の協議会にお諮かりしました。各委員からのご意見もいただき、更に内容を充実させて、来年度の申請に向けて取り組んでまいります。

女良地区でのまちづくりふれあいトークを開催しました。
私から市政の概要を説明したあと、住民の皆様からご意見等をいただきました。
老朽化した空き家対策、避難場所の設定、水道の民営化には反対、道路や側溝整備、棚田地域の振興、ドクターヘリの発着場の整備、海岸の漂着流木対策などのご意見やご要望がありました。
いずれも市民生活に密着した課題ですので、しっかりと対応してまいります。

推進協議会にて挨拶をする市長の写真
プロジェクターを背に住民から意見を募る市長の写真

10月22日(火曜日)

今日は即位礼正殿の儀で祝賀ムードに包まれた日でしたが、今日から4日間、台湾を訪問します。
京浜工業地帯の父と言われている氷見市出身の浅野総一郎翁ですが、台湾の高雄港も作ったと言われています。(昨年110周年シンポジウムで氷見からも参加)
このご縁を今後に活かすため、高雄市役所訪問、高雄港視察、高雄国際食品見本市出展(氷見の水産加工品)、インバウンド誘致で旅行会社訪問、台北での2年前に氷見市観光協会との連携協定を私も同席して締結した台北城市科技大学訪問などです。
これから小松空港から出発します。

小松空港搭乗口にて撮影された市長の写真

10月23日(水曜日)

台湾の高雄市役所を訪問しました。
高雄市では、氷見出身の実業家の浅野総一郎翁が、港や鉄道などの建設、台湾セメントなどの設立などにご尽力されました。
来年1月の総統選挙に出馬する韓国瑜高雄市長が休職中で、代理市長の葉匡時氏に面会することとなりました。
葉代理市長は、浅野総一郎の故郷の氷見市からの訪問を歓迎されるとともに、明日から始まる高雄国際食品展覧会に日本から唯一参加した氷見市に感謝の意を表されました。
意見交換の中で、葉代理市長から、台湾と日本の観光客のアンバランス(人口が少ない台湾のほうが日本に行く人数も割合も高い。台湾約450万人、日本約200万人)があることから、日本からもっと台湾、高雄市に来てほしいとの意見があり、私からは、高雄市と氷見市が姉妹都市のような相互交流を始められないか、そのために高雄市内で、氷見市と共通点があるどこかの区と交流できないかと提案しました。
葉代理市長は、快くそれに応じる意向を示して頂いただきました。
市役所訪問の後は、浅野総一郎の足跡を辿るため、高雄港やセメント工場跡、石灰岩の旧採石場などを視察しましたが、旧採石場などは百年遺産として現地に表示がされていました。
案内は、先月末に氷見市を訪問された高尾市の康 前市議会議長さんたちがかってでてくれました。

晩に、高雄市の林 文化局長と王 市立博物館代理館長主催の夕食会にお招きいただきました。
王さんは今年7月に氷見を訪問され、高雄での浅野総一郎翁の功績を講演していただきました。
浅野総一郎翁が中心となって開発計画を作り整備が進められた高雄港周辺では、その歴史的価値を後世に残そうと、台湾政府から7億台湾元(約25億円)の予算を得て、修復や保存作業が進められているそうで、今後が楽しみです。
また、夕食会の後は、先月に氷見市を訪問された康 前市議会議長や他の市議会議員、奥様方と、再会を祝し、高雄港のヨットハーバーでの二次会でした。高雄はヨットの製造が盛んで、世界第2の生産地とのことでした。

高雄市役所の方々と並んで撮影された市長達の写真
高雄港を背景に高雄市役所の方々と並んで撮影された市長の写真
林文化局長等の方々との夕食会で紫のテーブルを囲んで撮影された市長達の写真
高雄港のヨットハーバー内部にて撮影された市長達の写真

10月24日(木曜日)

高雄国際食品展覧会に出品しにきています。
開会式では、ハプニングで皆様に私も紹介していただきました。
台湾を除き世界の13ヵ国から過去最高の756ブースでの出展ですが日本からは氷見市のみです。
氷見市のブースでは、水産加工品として、イワシのみりん干し、ぶりハム、ぶりジャンキーを出展しましたが、訪れた皆様にも好評で、台湾のバイヤーからも詳しい照会がありました。高雄市の葉代理市長も氷見のブースを訪れられ、ぶりハムやぶりジャンキー、イワシのみりん干しを試食され、美味しいと賞賛されました。
今後、氷見の名前と水産加工品を台湾の皆様に親しんでいただければと思います。

午後から高雄の旅行エージェントを訪問し、氷見へのインバウンドをPRしました。
今回訪問した「安可旅遊」は、先月氷見市を訪問してくれた高雄市議会の皆様のツアーを企画してくれた旅行会社です。
お話しを伺うと、立山黒部アルペンルートや和倉温泉、高山にはよくお客様を案内しているとのことでしたが、 今度氷見を訪問するツアーを企画してくれるとのことでした。

高雄国際食品展覧会にて高雄市役所の方々と一緒に氷見市と書かれたスペースで販売する市長の写真
ぶりハムを売り渡す市長と購入者の写真
旅行エージェントの方々と対談するする市長達の写真
安可旅遊の方々と共に弊社のペナントを持ち写る市長達の写真

10月25日(金曜日)

台湾最後の日程の台北城市科技大学を訪問しました。
2年前に訪問して、当大学と氷見市観光協会と連携協定を締結し、学生さんの氷見市の企業へのインターンシップを促進することなどを盛り込みました。
今年も9月から1年間、3人の女子学生さんが氷見の旅館で研修を行っています。
本日は、連 学長、黄 商学部長、陳 日本研究センター委員さん等に面会しました。
当大学は、医学・薬学・看護学部、農学部以外のすべての学部があり、高専や宿舎なども備えており、全学生が12000人いるので、機械・電子系などの氷見へのインターンシップも希望されており、また、氷見の高校生の当大学への短期留学等も可能としており、今後更なる交流について意見交換しました。

台北城市科技大学の学長達と並んで撮影された市長の写真
台北城市科技大学の3人の女子学生とテーブルを挟んで会談する市長の写真

10月26日(土曜日)

2019スポーツ健康まつりに出席しました。
この大会は、子どもからお年寄りまでのすべての世代の皆様に、スポーツを通して体を動かす楽しさを体験していただくとともに、健康づくりに関心を深められる機会として開催されています。
ふれあいカップ2019はんぎょボール大会やふれスポオリンピック5種競技、おおなわとびなどのスポーツのほか、脳年齢測定や動体視力測定、運動アドバイスなど多彩なイベントが開催されました。

常磐会書展を観覧しました。
この会の名称は万葉集の大伴家持の歌からとっていますが、元号が令和となり、万葉集が脚光を浴びていることから、今年は万葉集に読まれた氷見の歌を中心とした力作ぞろいでした。

氷見市立博物館で開催されている特別展「ドブネ復元」を観覧しました。
江戸時代から昭和30年代まで、氷見の定置網漁で活躍したドブネですが、すでに姿を消したため、2016~2017年にかけて、氷見の船大工の手によって2分の1スケールで復元されました。
特別展では残された写真や関連資料を展示し、復元されたドブネの建造の記録を公開しています。
また、氷見市中田の氷見市文化財センターで復元されたドブネの公開もしています。

午後から氷見の第九合唱団の練習でした。
11月17日の公演まで1ヶ月を切り、練習にも熱が入っています。

2019スポーツ健康まつりにて挨拶する市長の写真
はんぎょボール大会:魚のぬいぐるみを持ちゴールポストに目がける市長の写真
常磐会書展:令和と書かれた題文を観覧する市長達三人の写真
ドブネ復元特別展:ケース越しに木造船の模型を眺める市長の写真
座った第九合唱団の方々を後ろから撮った写真

10月28日(月曜日)

氷見市と氷見商工会議所等で組織する氷見まちづくり協議会では、中心市街地の賑わい創出を図るため、「エリアマネージャー」を採用しました。
全国から募集したところ、229名の応募があり、横浜市在住でテナント誘致やホテル開発、地方ホテル・旅館再生等の経験のある坂本是広 氏を採用することにしました。
当面、中央町の氷見市IJUセンターに駐在していますので、空き店舗の活用やリニューアル等についてご相談ください。

昨年に続き、氷見市で宝塚歌劇団OGによる「華麗なるステージ」が11月24日(日曜日)に開催されます。
今回は、英マキさん、珠まゆらさん、毬穂えりなさんによるステージです。
宝塚のショーが身近で見られます。
今日は、英マキさんがご挨拶に来られました。

新エリアマネージャーである坂本是広氏と握手しながら撮影された市長の写真
「華麗なるステージ」のポスターと共に持ちながら撮影された市長と英マキさんの写真

10月29日(火曜日)

第70回全国漁港漁場大会で福山市(広島県)です。
富山県の漁港漁場協会の会長を仰せつかっているので、全国大会の理事会、総会に出席しました。
氷見市でもこの全国大会を2007年に開催していますが、今日の総会には1000名を超える皆様の出席がありました。
全国各地の水産業の振興の取り組み事例の発表があったほか、水産業の成長産業化に向けた漁港の生産・流通機能の強化、水産資源の回復と豊かな生態系の再生、大規模自然災害に備えた漁港・漁村・海岸の強靭化対策、漁村の賑わいの創出を強化していくことを、今後、国などに要望していくことを決議して大会を終えました。
明日の沖縄での「立山の搭」慰霊祭の出席のため、これから福岡空港から沖縄に向かいます。

理事会総会に座り並び傍聴する市長の写真
全国漁港漁場協会 橋本牧会長の挨拶の写真

10月30日(水曜日)

沖縄県において、富山県南方戦没者沖縄慰霊搭奉賛会(会長は県議会議長)主催の「立山の搭」慰霊祭に、市長会を代表して出席しました。
沖縄県平和記念公園にある立山の搭は、南方戦で犠牲となられた県出身の14,800人あまりの御霊を慰霊するために1965年に建立されたもので、本日はご遺族の皆様も参列して献花を行うなど、しめやかに慰霊祭が執り行われました。
また、犠牲となられた皆様のご芳名を刻んだ「平和の礎」や、20万人余りが犠牲となられた悲惨な沖縄戦を展示する「平和祈念資料館」、多くの女学生が犠牲となられた「ひめゆりの搭」等を視察し、悲惨な写真等を目の当たりにし、二度と戦争は起こしてはならないと思いを新たにするとともに、心の痛む慰霊の視察となりました。

ひめゆりの搭を背景に撮影された市長達の写真1
ひめゆりの搭を背景に撮影された市長達の写真2

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