2022年1月13日市長室トーク

更新日:2023年06月26日

市長室トークの概要についてご紹介します。

稲積地区の学童保育で使用する施設について ~稲積地区自治振興委員~

トーク概要

<参加者>

昨年度末にお話していた稲積地区の学童保育の施設について本日はお話に来た。前回のお話では、今年度中に方向性を示すということであったのでお話をお聞きしたい。

 

<市長>

現在使用されている旧稲積小学校は耐震調査をしていないが、昭和9年築で耐震性に懸念がある。このように耐震性に懸念がある施設で学童保育を実施しているところが市内4カ所ある。市としては、稲積地区についてどうするのかということだけでなく市内4カ所についてどのようにしていくのか、という課題と認識している。市の財政全体を見ながら、また市議会も含めて考えていく必要がある。当面は、近くの安全なところを代替にということで昨年は上稲積公民館を提案させていただいたが、狭いという意見もいただいた。そこで余川谷農業研修館がよいと提案したい。昭和55年築で鉄骨の造りである。昭和56年以降は新耐震の基準が適用されているが、その前年であり、耐震の診断をしてはいないが鉄骨の平屋造りであり現在のものよりは相当安全性のある建物である。

 

<参加者>

農業研修館は、私たちも地域の会合等で利用しており、また広さとしても学童保育で使用するには厳しいと感じている。

 

<参加者>

国の基準で子ども一人当たりの面積が1.65平方メートル、約たたみ一畳分の広さであるが、現在、稲積地区では70名の児童が登録しており、2つの部屋を足しても70畳にはならない。調理室等を含めるのも妥当ではない。広さの点でも農業研修館は適切ではない。隣が農協の支所であり車等の出入りも多く安全面で不安がある。新道地区の公民館でもあり、地域住民が使うことも多く、文化活動の場所としても活用されている。

 

<市長>

調査したところ、昨年度の利用頻度は高くなかった。

 

<参加者>

昨年度は、新型コロナの影響であまり利用がされなかった。新道自治会として管理をしてい て、自治会長の私が利用状況を把握しているが、昨年度は激減した。通常に戻った場合は、利用が増える。学童にとって必要なのが、生活の場であり、遊びの場である。旧稲積小学校であれば体育館等があり、子どもたちの視点に立つと最良である。農業研修館は手狭で、閉じ込めて宿題をさせたり、ゲームをさせたりすることだけになり、窮屈になると思う。保護者のニーズとしても今回の代替案は受け入れられないと感じている。

 

<市長>

旧稲積小学校の体育館であっても安全とは言えない。どの地域も良い建物を求めている。財源があればもちろん対応したいが、そのようにはいかない現実がある。安全をとるのか、子どもたちの遊ぶ環境をとるのか。両方というのは、なかなか難しい。

 

<参加者>

地域としても2階部分をどうにかできないかと思い荷物等の整理を行った。2階建ての建物 の2階部分を撤去して1階部分のみになれば改修等のコストは減らすことができないか。旧余川小学校等はそうではなかったか。

 

<参加者>

旧余川小学校は2階建ての建物と平屋の両方があり、現在は2階建ての建物を撤去して平屋のみを利用している。そのため2階建ての建物を平屋にしたわけではない。

 

<市長>

新築するとなると、市では他の前々から計画している施設整備もあり、最低でも3~5年はかかる。他の学童保育施設もあり、たいへん時間とお金がかかる。人数が多いのであれば、上稲積公民館と余川谷農業研修館に分けるのも手かもしれない。

 

<参加者>

栄町保育園も打診したが難しかった。余川谷研修館が学童で午後の時間帯全部を使うとなると地域の活動に支障が出る。通常は15時からの学童開始としても、早く開始する日もあり、午後いっぱいは利用できなくなることを懸念する。

 

<参加者>

やはり学童指導員の方がどう考えるのかが重要であるため、今回頂いた市からの提案を指導員の方にもお伝えして、ご意見を聞いていきたい。既存の建物を活用している学童が多いのは理解しているが、やはり市政の方針でもある「育てたい街」の実現には学童の充実が重要であると思うので、手厚くしてほしい。一歩進んで、稲積をモデルケースとして取り組んでもらえないか。

 

<市長>

モデルケースとは言え、どの地域も限られた条件で頑張っており簡単にはできない。もともと学童も昔からあったものではなく、限られた条件のなかで充実を図ってきたものである。このあたりもご考慮いただきたい。今後も、担当課と連絡を取っていただきながら協議を継続できればと思う。

重度医療ケア児への対応について ~個人~

トーク概要

<参加者>

本日はお時間を取っていただき、感謝している。

 

<市長>

私も、昨日提出いただいた文章を読ませていただいた。まず、こちらからお答えしたい。一つ目のインフルエンザ予防接種については、来年度から対応を考えたい。他市についても調べたところ、個別の事情がある方は領収書等を持ってきてもらうことで償還するところもある。

 

<参加者>

償還払いで助成している例は、私も聞いている。今回は、夫の会社の方で助成をだしていただき助かった。今後、氷見市でも対応をお願いしたい。

 

<市長>

次に医療ケア児のデイサービスについてである。やはりサービスを提供するには看護師等の資格を持った方が必要で、氷見にはその余裕がなく、このために看護師を雇うことが市の規模として難しい。高岡市など、もう少し規模が大きい自治体であれば可能かもしれない。私も機会があれば、市内業者の方にお声掛けしたいが、それで実現するかは正直難しいところがあると感じている。

 

<参加者>

介護の場合は介護保険があるが、障がい児については難しい。そして医療ケア児へのデイサービスが事業者にとって赤字になることは理解している。だからこそ、行政の支援が必要である。2021年に医療的ケア児支援法が成立し、努力義務ではあるが、このような取り組みが推進される流れにある。県にも看護師の派遣等について要望書を提出していきたいと考えている。氷見市で一人置くのは難しいため、派遣という形で支援をお願いしたい。

 

<市長>

デイサービスの利用は毎日を想定されているのか。

 

<参加者>

毎日ではない。こまどり支援学校に通っている他の児童さんについても毎日ではない人が多い印象である。可能であれば氷見においてこのような取り組みが充実するとよいと思う。実家が高岡市であり、実家に戻るのも手段かもしれないが、氷見で家族みんなで暮らしていきたいという思いもある。高岡市も富山市と比べても充実しているわけではない。宿泊のサービスは富山市のみである。

 

<市長>

呉西6市の連携のなかでも考えていきたい。

 

<参加者>

呉西地区でこのようなサービスを受けられると心強い。こまどり支援学校は、高岡の市民病院の近くにあり、スクールバスを利用できる方はJA田子支所あたりから乗ることができるが、私の場合は送り迎えの必要があり、負担も大きい。市議会議員の方にもご相談したことがあるが、なかなか難しいとの返答であった。福祉介護の方にもご相談させていただいている。

 

<市長>

すぐには進まないこともあるが、今後も担当課と相談しながら進めていけたらと思う。

 

<参加者>

すぐには進まないことはこちらも理解しているが、このようなことを伝えたいと思い市長室トークに参加させていただいた。今後も検討をお願いしたい。

 

<市長>

了解した。

この記事に関するお問い合わせ先

地域振興課

郵便番号:935-8686
富山県氷見市鞍川1060番地
電話番号:0766-74-8013 ファックス番号:0766-74-8255
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