2020年10月12日市長室トーク

更新日:2021年03月03日

市長室トークの概要についてご紹介します。

保護猫の活動について ~ねこみみの会~

トーク概要

〈参加者〉不幸な猫を増やさないため、数年前に有志で団体を設立。保護が必要な猫を一時的に引き取り、去勢や避妊手術をして地域に戻したり、身寄りのない猫と里親をつなげる活動をしている。企業からの寄付や行政の補助金、フリーマーケットの収益を活用して手術代やワクチンの接種費用に充てているが、まだまだ助けが必要な猫は沢山いるので、少しでもこの現状や活動を市民の皆さんに知ってほしい。先日は、「にしのもり土曜教室」に講師として呼んでいただき、命の大切さについて、地域の子ども達と一緒に考えることができた。

また、他県では保護猫が「ねこ駅長」として活躍し、観光地活性化の一翼を担っている。マイナスイメージがある野良猫を発想の転換で皆に愛される存在にすることは、商業的な側面だけでなく、訪れる方々への癒しとして、人と動物にやさしい氷見をPRすることが出来ると思う。

〈市長〉動物と語り合って癒されたり、疲れが和らぐ方は沢山おられるので、ねこ駅長を参考に観光を展開していくのも面白い。ねこみみの会においては、今後も地域に根差した活動を頑張っていただきたい。

地域の環境保全団体の存続について ~個人~

トーク概要

〈参加者〉宮田地区には乱れ橋池という池があり、以前は田も荒れて不法投棄が目立ち、あまり人が寄り付かない場所であったが、田園空間博物館事業で整備が行われ、希少なトンボを見るために人が集まってくるようになった。

地域では平成16年に池周辺の環境保全を目的とした組織「乱橋池周辺のトンボと自然を守る会」が設立され、草刈りや倒竹木の撤去作業を中心とした活動を行っているが、近年は会員の高齢化により活動の継続が危ぶまれている。自治会では県の委託を受けて河川法面の草刈りの活動を行っており、トンボと自然を守る会においても環境保全活動に関する支援を考えていただきたい。

〈市長〉確かに荒れた土地には不法投棄物やゴミが散乱して、年1回程度の管理では到底追いつかない。日々の見守りは大切なことと思われる。環境保全は地域の問題でもあるため、自治会とも連携いただき、地域環境の保全に努めていただきたい。市としても、こうした声を真摯に受け止め、環境保全に努めてまいりたい。

危険な行為を行う遊魚者に対する規制について ~個人~

トーク概要

〈参加者〉市内の漁港付近の漁場において、早朝の暗い時間から免許のいらないゴムボート等が遊漁のために海に出ており、今のままだと漁船と接触する恐れがある。免許が必要な乗り物については海上保安庁が取り締まるが、それ以外は規制がなく、野放しの状態となっている。漁船は、船に固定している3色のライトで信号を送り接触を回避しているが、遊漁者はヘッドライトのみで暗い海にいるので所在がつかめない。法的にも取り締まることが出来ず、ぶつかることがあれば漁船側が罪に問われるかもしれない。

遊漁者には、漁船が通る漁場に入らず、違う場所で楽しんでもらいたいと考えている。船舶免許を取得する際に、海上での事故は漁港付近がもっとも多いと講義を受けているが、法律が適用できない者については海上保安庁も警察も対応してくれない。氷見市の判断として条例をつくり、漁業で生計を立てている者と遊漁者が一緒な場所にいないようにすれば、違反をして漁場に入ってきた者を取り締まることが出来ると思う。

〈市 長〉現在、市の対策として遊漁者が簡単に船を出せない様に、漁港付近の砂場に盛り土処理を行うなど、出来ることから取り組んでいる。氷見市全域に影響する話なので、現地での調査や関連する方達から意見を聞きながら対応していきたい。

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