2020年1月10日市長室トーク

更新日:2020年03月31日

市長室トークの概要についてご紹介します。

身体障害者への支援について ~氷見市身体障害者協会~

トーク概要

○パーキングパーミット制度の導入時の窓口業務について

<参加者>4月からパーキングパーミット制度(富山県ゆずりあいパーキング利用証制度)が導入され、身体障害者手帳保持者が利用証の交付申請手続きのため、市窓口に来られると思う。その際、当協会の入会申込用紙を合わせて配布いただきたい。

<市長>当市では、1月15日から交付申請の受付を予定しており、受付の際に、身体障害者手帳保持者の方については、御協会の入会申込用紙をご案内したいと考えている。

 

○障害者の日常生活用具購入に対する給付金の増額について

<参加者>昨年10月から消費税が8%から10%になったことに伴い、障害者の日常生活用具に対する給付金について、対象者の自己負担が増えないよう、給付額に増税された2%分を増額していただきたい。

<市長>当市では障害者の日常生活用具購入に対する給付金については、購入額(税込)の9割を市が負担し、1割を対象者に負担していただいている。つまり、税込の価格の9割を市が負担しており、増税分の9割を負担することになっている。対象者の方には、これまでどおり1割の自己負担をお願いしたい。ご理解いただきたい。

 

○バス停の時刻表の拡大文字化について

<参加者>視覚障害を持つ弱視者や高齢者にとって、バス停の時刻表の文字は小さいため、読みづらく困っている。この不安を解消するため、バス停の時刻表の文字が拡大されるよう、バス事業者に働き掛けていただきたい。

<市長>ユニバーサルデザインに基づいた表記が望ましいと思う。機会をみて、バスを運行されている団体に、市から要望していきたいと思う。

 

○福祉避難所での避難訓練実施とマニュアル作成について

<参加者>近年、地震や津波、洪水等の災害が全国的に頻発している。市では毎年、避難訓練を実施し、要支援者についても、支援者と一緒に訓練をしていただいているが、取り組みをもう一歩進めていただき、要支援者に対応する福祉避難所(障害者に個別対応できる避難所)での避難訓練実施と、要支援者の避難に対応したマニュアルの作成を進めていただきたい。

<市長> 災害はいつ起こるとも限らない。特に当市は浸水する場所が多く、車椅子を利用される方は自力避難が難しい場合も想定される。対応したマニュアルが必要だと認識している。

農福連携について ~個人~

トーク概要

私は、精神障害の方々を主に支援しているが、市内には、その方々が働く場所がない。一方、農業分野では担い手が不足しており、2040年には高齢者と障害者しかいない社会になっていくと言われている。将来的に精神障害、知的障害の方が農業の担い手になっていければ良いと思う。精神障害、知的障害の方は、定期的な職に就くのは難しく、居場所も少ないが、彼らは自立を望んでいる。活躍できる場があれば十分活躍できる。ただし「農福連携」を実現するには「障害者理解」と「黒字化」が課題になると思う。「黒字化」に関しては、6次産業化や観光農園等「大きく収益を生む部分」と「障害者雇用」をセットで行うことが必要だと思う。

 

また私たちだけでは地域や事業者の方と結びつくことが難しい。「地域や事業者」と「障害者」を結びつける働き掛け、「マッチング」や「障害者理解の勉強会」を市でやっていただきたい。障害児もその親も暮らしやすいまちを目指してほしい。

 

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