令和6年度を迎えて

更新日:2024年04月01日

未曾有の大災害となった能登半島地震から3ヶ月が経過する中、令和6年度は、能登半島地震から立ち上がり、本市の復旧とその後に続く復興に向けて、市民一丸となって取り組む重要な一年となります。

そして、地域の絆を守り、震災で被った様々な困難に立ち向かっていくため、まさしく「オール氷見」で、心を一つに取り組んでいくことが重要であります。

震災以外にも、少子高齢化や人口減少の加速など、市政を取り巻く課題が山積しておりますが、これらを乗り越えた先にある新たな時代の到来を見据え、市民の皆様が生きがいを持って幸せに暮らせるまち、そして、多くの人が訪れ、活気と賑わいのある氷見市を市民の皆様とともにつくりあげ、復興を果たした氷見市を将来世代にしっかりと継承していくため、令和6年度を「復興元年」と位置付けて市政に取り組んでまいりたいと考えております。

加えて、第9次氷見市総合計画に掲げる施策も着実に進めてまいります。

「住みたいまち」では、去る2月に国から認定を受けた「城端線・氷見線の鉄道事業再構築実施計画」に盛り込んだ取組みを、県や沿線市、関係機関とともに着実に進めていくほか、子育て世帯等の移住定住を促進するため、住宅リフォーム支援の対象を拡充してまいります。

「働きたいまち」では、醸造用ブドウ及びワインの生産拡大を図る拠点施設の整備を支援するとともに、工業団地の開発可能性調査や、温室効果ガス排出量の削減に向けた創エネ・畜エネ設備の導入に対する補助を行ってまいります。

「育てたいまち」では、子育て環境を充実させるため「子ども家庭センター」を設置して、妊娠・出産・子育て期を通じた切れ目のない支援を行うとともに、新たに「0歳児おむつ無償化事業」を実施し、「1歳児以上の保育料無償化」と「子ども医療費の高校生相当までの無償化」と合わせ「3つの無償化」を実現するほか、安全で安心な教育環境を確保するため、老朽化した窪小学校の長寿命化工事に着手します。

氷見市が以前にも増して活力にあふれ、安全で安心な「まち」として発展し、市民の皆様がふるさとに誇りと愛着を持ち、幸せに暮らし続けることができるよう、誠心誠意全力を尽くして市政に取り組んでまいります。