令和4年度を迎えて

   昭和27(1952)年8月1日に市制を施行した氷見市は、令和4(2022)年度、人の一生に例えるならば古希に当たる市制施行70周年の節目を迎えます。

   この記念すべき年の10月には、待望の「氷見市芸術文化館」が開館いたします。開館記念事業として、半年間にわたって、落語家の立川志の輔師匠によるこけら落とし公演を皮切りに、世界的バイオリニストの五嶋みどりさん、歌舞伎役者の中村獅童さん、女優の紺野美沙子さん、オペラ歌手の澤武紀行さんら錚々たるメンバーにご出演いただくなど、伝統芸能、音楽、朗読劇、展覧会等の多彩な8イベントを展開してまいります。この芸術文化館を核として人やまちを元気にし、本市の魅力を一層高めていきたいと考えておりますので、是非ご期待ください。

   また、本年度は、行政運営の総合的な指針となる10年間の「第9次氷見市総合計画」がスタートする年でもあります。この総合計画の目指す都市像である「人 自然 食 文化で未来を拓く交流都市 ひみ」の創造に向け、未来に向けたチャレンジとして「住みたいまち」、「働きたいまち」、「育てたいまち」、「市民とともにつくる持続可能なまち」という4つの基本目標を掲げ、その実現に向けた施策を積極的に遂行し、人口減少・少子高齢化に加え、相次ぐ自然災害の発生やデジタル化の急速な進展、SDGsや脱炭素化の取組みなど、時代の変化や市民ニーズに的確かつ迅速に対応してまいります。

   新型コロナウイルス感染症が長期化する中、その先にある新たな時代の到来も見据え、たとえ人口が減少したとしても、市民の皆様が生きがいを持って幸せに暮らせるまち、そして、多くの人が訪れ、活気と賑わいのある氷見市を、市民の皆様とともに、つくりあげてまいりたいと考えていますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。