市長の活動日誌:2023年2月11日から2月20日まで

更新日:2023年03月08日

2月12日(日曜日)

芸術文化館にて、令和4年度教養講座発表会が開催されました。
教養講座はこれまで中央公民館で開催されてきましたが、昨年10月に芸術文化館が開館したことから、ほとんどの講座が芸術文化館で開催されています。
今日はお茶席や華道、洋画、日本画、絵手紙、川柳、洋裁の展示や、筝曲、詩吟、謡曲、着付け、裏千家の舞台発表もありました。
市民の皆さんの教養や芸術に対する熱い思いやその水準の高さに驚きです。

2月13日(月曜日)

株式会社ウォーターエージェンシー様から企業版ふるさと納税として多額の寄附金(100万円)を頂きました。
3年連続でのふるさと納税で、心より感謝申しあげます。
ウォーターエージェンシー様には、1983年から40年にわたり氷見市の下水道処理場の管理・運営を担って頂いています。
今回のご寄附により、住みたい街を叶える事業として、「食のブランディング推進事業」に活用させて頂き、氷見の食の魅力発信や販路拡大にむけた支援を行ってまいります。

2月14日(火曜日)

今日から3日間台湾出張です。今日は氷見市出身の実業家で京浜工業地帯の父とも言われている浅野総一郎翁のご縁で、台湾高雄市にて浅野総一郎事績顕彰会台湾支部の設立総会に出席しました。
日本からは氷見市だけでなく、横浜・川崎市からも浅野総一郎翁ゆかりの企業など30数名の出席で、台湾側と合わせて総勢100名ほどの出席者でした。
浅野翁は、1908年に高雄港の埋め立てに着手し近代高雄港の礎を築かれ、その5年後には京浜工業地帯の埋め立てをスタートさせました。
そうしたご縁で、2019年10 月に私が高雄市を訪問した際に、当時の副市長に今後の交流を深めていきましょうと提案し、2020年12月には、高雄港のある高雄市鼓山区(人口14万人)と氷見市が友好交流都市協定を締結しています。
今日の浅野翁事績顕彰会台湾支部の設立を契機として、今後ますます氷見市と高雄市の交流が活発になるよう願っています。

2月15日(水曜日)

昨日に続いて台湾高雄市で、今後の氷見市との交流促進のPRのため、高雄市役所及び市議会、友好交流都市協定を締結している鼓山区、同じく国際交流協定を締結している国立中山大学西湾学院、氷見市立博物館と友好協定締結をしている高雄市立歴史博物館を表敬訪問しました。
高雄市役所では陳其邁市長に、市議会では康裕成議長に、鼓山区では鄭明興区長に、西湾学院では王宏仁院長に、高雄歴史博物館では李旭騏館長に面会し、浅野総一郎翁のご縁で始まった、高雄市と氷見市の今後の交流の促進をお互いに誓い合いました。
高雄市長からは、台湾の諺の「飲水思源」を引用し、高雄港の礎を築いた浅野総一郎に感謝しているとして、計画している浅野総一郎知事サミットには高雄市から氷見市への訪問団を派遣したいとの発言もありました。

高雄市立歴史博物館を訪問しました。
氷見市立博物館と2020年2月に友好協定を締結しています。
この建物自体が歴史的意味を持っており、日本統治時代の1939年(昭和14年)に清水組(現清水建設)によって建築され、和洋折衷の建物でかつては高雄市役所として使われており、現在は高雄市の歴史的建造物に指定されています。
高雄港の発展の歴史として、浅野総一郎が計画した港湾埋め立てや鉄道、セメント工場の歴史などが展示されています。
高雄港の埋め立てが始まった1908年には台北から高雄までの台湾縦断鉄道が開通しており、それを見越した浅野翁の高雄築港の計画だったのかと理解できます。そして、その第1期埋め立てが完了した1913年に日本では京浜工業地帯の埋め立てが浅野翁によって始まっています。
高雄港の埋め立ての成功体験が京浜工業地帯の埋め立てに繋がったのかなと思います。

2月16日(木曜日)

今日まで台湾滞在で、先ず、日台交流協会高雄事務所を訪問しました。
高雄市内には約2000人の日本人が住んでおり、その領事館的な仕事をされています。今後の高雄市と氷見市の交流へのご協力をお願いしました。
その後、新幹線で台北に移動し(約1 時間半)、旅行会社2社を訪問し、氷見市へのインバウンド誘致のPRを行ってきました。
最後の訪問は、台湾日本関係協会で、5年半ぶりの訪問になります。当協会は台湾の外務省に当たる組織で、今年度の高雄市での交流等の取り組みを紹介し、そのご支援をお願いしました。

2月20日(月曜日)

宝塚市の山崎晴恵市長※を表敬訪問しました。
宝塚歌劇や手塚治虫先生を記念したまんがのまちづくりを進めておられます。
今後のまんがのまちづくりを連携して進めていくことについて盛り上がりました。
また、手塚治虫記念館を視察しました。
手塚先生は、幼少期から青年期迄の20年間を宝塚で過ごされ、宝塚歌劇は先生の「リボンの騎士」に生かされています、
1994年に建設され、地下から2階までの建物で多くの展示が並んでおり、パソコンでアニメの作画ワークショップなどもできます。

※立の崎

宝塚市国際観光協会の小早川優会長を、氷見市の松原観光協会長とともに訪問しました。
宝塚温泉の老舗の「ホテル若水」の代表取締役を務められています。
宝塚歌劇団の海乃美月さんの観劇に、多くの氷見市民や富山県民が宝塚を訪問されており、また、宝塚市はまんがのまちづくりを進めている共通点もあることから、今後、両観光協会が連携していくことを協議しました。
今日も、富山県から宝塚歌劇観劇ツアーの皆さんがいらっしゃっていました。