市長の活動日誌:2022年4月11日から4月20日まで

更新日:2022年05月11日

4月11日(月曜日)

粟原地区にある大伴家持ゆかりの「駒つなぎ桜」のそばに、万葉集研究の第一人者で高志の国文学館長の中西進先生揮毫による歌碑建立除幕式が開催されました。
粟原地区は大伴家持の時代には布勢の水海のほとりにあり、家持が越中赴任時代の5年間で4回舟遊びに来たとの記録があります。そして、水海のほとりの桜に馬を留めたことからこの桜が「駒つなぎ桜」と言われています。(幹周り4.7m)
万葉集には、氷見を詠んだ歌が家持のもの14首と、伴の者など関係者を含め29首あり、その万葉歌碑等が市内に23基あります。そのほか、万葉集以外にも中西進先生揮毫の石碑がこれで3基となりました。
今回の歌碑は、中西先生が平成6年の宮中歌会始の召人として桜と波(お題は波)を詠んだものです。
「永劫の刻空にありさくら波木末に溢れ日輪にもゆ」
今日はまさに、桜の花吹雪が舞う「さくら波」の中での除幕式でした。

4月12日(火曜日)

令和の考案者とされる万葉集研究家の中西進先生の氷見との交流コーナーが旧速川小学校に設置してあります。どなたでもご覧いただけます。
中西先生が氷見市内各地で書かれた石碑の原稿、先生や万葉集に関する著書などです。
中でも、本日ご案内頂いた速川公民館主事の山下やすふみ氏が2011年にマンガ本として書かれた「大伴家持の生涯  上・下」には、令和の出典となった「梅花の宴」(天平2年正月13日(730年2月8日))の場面が記されています。
さらに、高志の国文学館での、藤子不二雄(A)先生とご一緒の写真も展示してあります。
また、早借地区にある舟山公園には、令和元年秋に、中西先生が揮毫された「令和の鐘」と「越中を去る最後に詠んだ歌(玉鉾の道に出で立ち行くわれは  君が事跡を負いてし行かむ)」の石碑が満開の桜の中に佇んでいました。

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4月13日(水曜日)

今日は東京出張で、中央省庁や県選出国会議員への昨年度の特別交付税や今年度予算のお礼、また、春の全国中学生ハンドボール選手権大会のお礼に日本ハンドボール協会を訪問しました。
特に、国土交通省の氷見市芸術文化館への補助事業は、当館が環境に優しいゼロエネルギー化を目指した施設であることが評価され、今年度から総額が21億円から30億円に引き上げられて、その2分の1が補助金です(今回の措置で補助金が4.5億円の増)。したがって、芸術文化館の整備費約50億円のうち、国土交通省と環境省からの補助金で約20億円、残り30億円の殆どを過疎債でまかなうとその70%が国から交付税措置されて、残り30%(約9億円)が実質の市負担となりますが、現在、市の教育文化振興基金が近年の積立で約13億円あるほか、多くの皆様から企業版ふるさと納税等でご支援をいただいています。
今日は参議院は本会議等があり、参議院の先生方にはお会いできませんでしたが、衆議院の橘先生、田畑総務副大臣、国土交通省の吉岡技監(元北陸地方整備局長)、三上砂防部長(元立山砂防事務所長)、菊池市街地整備課長等、総務省の新田地方債課長、黒野交付税課長(お二人とも総務省から富山県に出向)、林野庁小島木材利用課長、日本ハンドボール協会の清水事務局長等にお礼にお伺いしました。

4月15日(金曜日)

この度、JICA青年海外協力隊2022年度7次隊として、中米のグァテマラ共和国に栄養士として2年間赴任する紅井万里絵さんが表敬訪問に来られました。
紅井さんは、管理栄養士の資格を生かされ、現地で栄養指導や栄養調査、小学校の給食プロジェクトなどに従事されます。
私もちょうど30年前の若かりし頃、平成4,5年度の2年間、インドネシアへJICA専門家として都市計画の技術指導に赴任したことがあります。また、現在、富山県青年海外協力隊を育てる会の理事も務めさせて頂いています。
日本とは異なる文化や食生活など戸惑うことが多いと思いますが、紅井さんには健康にご留意されて、ご活躍いただくことを願っています。
(注)JICA : 独立行政法人国際協力機構

 

稲積まちづくり協議会から「まちづくり計画書」の提出がありました。
氷見市では、旧の小学校校区の21地区について、持続可能な地域づくりを目指して、各地区での地域づくり協議会の設立をお願いしていますが、昨年度末までに12地区で地域づくり協議会が設立されています。
稲積地区も去る2月に設立され、これまでまちづくり計画の策定を進めてこられました。
今後、高齢者のICTスキルの向上を目指したスマホ・パソコン教室の開催や、災害に強いまちづくり、伝統芸能・伝統産業を通じた世代間の交流などを進めていくこととしています。
こうした取組みを通じて、稲積地区が益々発展されるよう願っています。

4月16日(土曜日)

魚津市制施行70周年記念式典に出席しました。
「みんなでつなごう!未来へのバトン」をコンセプトに、色々な70周年記念事業を実施して、いきいきとしたまちづくりに取り組む紀念すべき年にされるとのことです。
氷見市においても今年10月に市制施行70周年を迎えます。また芸術文化館がオープンするとともに、今年は第9次総合計画がスタートする年でもあり、70周年を契機として、今後更に氷見市が発展するよう取り組んでまいります。

 

「美しい富山湾クラブ」総会に出席しました。
平成26年に富山湾が世界で最も美しい湾クラブに加入したことを記念して「美しい富山湾クラブ」が設立されました。
昨年度事業として、比美乃江公園に最初にスマホの自撮り台(TOYAMA BAY SELFIE SPOT)が設置されたことから、湾岸全9市町に設置されました。
今日は富山湾に関する優秀作文や絵画、フォトコンテストなどの表彰もあり、氷見市立西條中学校2年生の濱谷海実さんが絵画の部で会長賞を得ました。
そして、明日は、昨年に国のナショナルサイクルルートに選定された富山湾岸サイクリングコースでの富山湾岸サイクリングです(魚津市発着)。

4月18日(月曜日)

自衛官募集相談員を5名の皆様にお願いしました。
こうした皆様のおかげで、この春も、氷見市から3名の皆様が自衛隊に入隊され、1名が防衛大学校に入学されました。
自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を確保するとともに、国際平和協力の業務や災害時の救出救助活動にもご貢献を頂いています。
相談員の皆様には、こうした自衛隊員の募集業務にご協力をいただきますよう宜しくお願いいたします。

4月19日(火曜日)

第32回「安部賞」表彰式を開催しました。
「安部賞」は、氷見市名誉市民の故  安部清先生のふるさとを思う尊いご寄附を基金として、優れた功績をあげ、次代を担う青少年の模範となられる方々を表彰するため、平成3年に創設され、これまで35個人、36団体の皆様を表彰してまいりました。
本日は安部先生のご子息の安部喜方様にもご臨席を賜りました。
今回は教育部門で日展にも入選された書家の森寺祐子さんと、産業技能部門で国際的コンクールでの大吟醸酒の部でゴールドメダルを獲得した株式会社高澤酒造場さんを表彰しました。
受賞者の皆様には、それぞれの分野で今後一層のご精進をいただき、氷見市にさらなる活力と元気を与えていただきますようご期待いたします。