坪池の宝篋印塔(工芸品)

更新日:2023年06月28日

「シャンドンのカーハン」と呼ばれる宝篋印塔

立山連峰と石動山を望む山の頂に、「シャンドンのカーハン」と呼ばれる宝篋印塔があります。灘浦海岸で産出する薮田石製で、塔身正面に宝冠を戴いた如来形坐像を浮き彫りにします。塚の上に立ち、造立されたのは15世紀頃と推測されます。相輪の一部と宝珠を欠くものの、造立当初の位置を保っている可能性のあるものとして貴重です。シャンドンは沙弥殿、カーハンは神様の転訛とされ、戦国時代の国人、鞍河氏に結びつく伝承が残っています。

木に囲まれた小高い丘の上にある坪池の宝篋印塔の写真

その他の情報

指定年月日

1985年3月1日

所在地

富山県氷見市坪池字酉越

この記事に関するお問い合わせ先

博物館

郵便番号:935-0016
富山県氷見市本町4番9号 氷見市教育文化センター1階
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