受益者負担金・分担金

公共下水道を計画的に建設するための財源の一部として、下水道が整備されることによって利益を受ける方に建設費の一部をご負担していただく制度です。公共下水道の整備予定区域内に土地を所有されている方または、権利を持っている方に受益者負担金・分担金がかかることになります。

受益者負担金

都市計画事業認可に基づき整備した下水道事業（公共下水道）区域にて負担していただきます。

受益者分担金

上記以外の下水道事業（特定環境保全公共下水道・農業集落排水下水道・漁業集落排水下水道）区域にて負担していただきます。

受益者負担金・分担金を納めていただく方のことを受益者といいます。下水道事業区域によって対象者が異なりますのでご注意願います。

1. 公共下水道区域
   （受益者負担金）
   受益者負担金を納めていただく方を受益者といい、下水道が使用できることになった区域に土地を所有している方が対象となります。ただし、その土地に地上権・質権・使用賃借または賃貸借による権利がある場合は、その権利者が受益者となります。
2. 特環下水道及び集落排水下水道区域 （受益者分担金）
   受益者分担金を納めていただく方を受益者といい、下水道が使用できることになった区域内にあって下水を排除する建築物を所有している方が対象となります。ただしその建築物に地上権・質権・使用賃借または賃貸借による権利がある場合は、その権利者が受益者となります。

(注意)負担金・分担金の賦課対象の売買などによって受益者の変更があったときは、直ちに受益者変更申告書を提出してください。この場合、負担金・分担金はその届出の日までに納期がきているものについては旧の受益者に納めていただき、新たに受益者になった方は、以降の負担金・分担金を納めていただきます。なお届出が無ければすでに所有権が移転している場合でも、旧の受益者に納めていただくことになりますので、ご注意ください。

納めていただく負担金額は受益者の土地1平方メートル当たりの負担区別単位負担金（後述の負担金料金表に書いてあります）で計算された金額で、これは1回限りのものです。

受益者負担金算出例（第2負担区、賦課対象面積100平方メートルの場合）

1. 負担金総額（5年分）＝受益者の賦課対象面積×1平方メートル当り負担金
   40,000円＝100平方メートル（約30坪）×400円
2. 1年分の納付額
   8,000円＝40,000円÷5年
3. 1期分の納付額
   2,000円＝8,000円÷4期

負担金は、年4期5年間で計20期に分けて納付していただきます。負担金の納付は、納入通知書により行います。滞納の場合は税金の滞納と同じ扱いとなりますので、必ず納期限までに最寄りの金融機関へご納付下さい。また、負担金を5年分まとめて納付されると、報奨金（負担金の約4.25％）を差し引いた金額が納付額となります。

納めていただく分担金額は受益者の賦課対象建築物の延床面積1,000平方メートル毎当たりの地区別単位分担金（後述の分担金料金表に書いてあります）で計算された金額で、これは1回限りのものです。

受益者分担金算出例（賦課対象延床面積200平方メートルの場合）

1. 分担金総額（5年分）＝受益者の賦課対象面積単位×1単位当り地区分担金
   288,000円＝1（1,000平方メートル以内は1単位）×288,000円
2. 1年分の納付額
   57,600円＝288,000円÷5年
3. 1期分の納付額
   14,400円＝57,600円÷4期

分担金は、年4期5年間で計20期に分けて納付していただきます。分担金の納付は、納入通知書により行います。滞納の場合は税金の滞納と同じ扱いとなりますので、必ず納期限までに最寄りの金融機関へご納付下さい。また、分担金を5年分まとめて納付されると、報奨金（分担金の約4.25％）を差し引いた金額が納付額となります。

(注意)上記の納入方法は事業継続中の区域にて適用される方法であり、すでに事業が完了した区域においては納入方法が異なります。
詳しくはお手数ですが上下水道課までお問い合わせください。