老谷の大つばき(天然記念物)

更新日:2020年03月27日

樹齢500年のヤブツバキ

老谷の大つばきは推定樹齢500年の大型のヤブツバキであり、三宅一喜氏の「全国の調査巨樹順位」のヤブツバキの中では巨樹順位1位にランクされています。

樹高は7.5メートル、幹周り3.89メートル、枝張りは、東西7.9メートル、南北11.0メートルとなっています。

老木ではあるものの樹勢は旺盛で、4月頃から花をつけ、約1か月間、多くの花を咲かせています。

周りをロープと木の柵で囲まれている、多数の木の写真

写真:開花期の老谷の大つばき

言い伝えのあるツバキ

その昔、氷見、池田城に仕えていたある武士が、無実の罪で打ち首になった。

この武士の妻は、夫の死後、子どもを連れて老谷の里へ帰ったが、悲しみのうちにまもなく亡くなった。

ところが一族は村の墓地に埋葬することは許されず、池田城を見渡せる山腹に埋葬され、墓標の代わりに赤いツバキの木を植えて弔った。

それがこの大つばきであると伝えられています。

また高さ約95センチメートルのところで3本に枝分かれし、枝と枝が接合、癒着しており、異様な形態を見せていることから「さしまたのツバキ」の異名をもっています。

木とロープの柵で囲まれている3本に枝分かれした大きな木の写真

写真:3本に枝分かれしており「さしまたのツバキ」の異名をもつ

指定年月日

1965年1月1日

所在地

氷見市老谷1249番地

地図

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