市長の活動日誌:2021年2月11日から2月20日まで

更新日:2021年03月04日

2月12日(金曜日)

市長室トークに1名の方が来られました。
氷見市の観光に関し、氷見駅での例えば「ようこそ、氷見へ」的なおもてなしの看板設置や、新文化交流施設が幸町にできるので、氷見市の賑わいの中心が幸町地区に移るのではないかと懸念しているとのご意見でした。
市では、来年度に氷見駅周辺整備を考えており、道路の拡幅や大雪で壁が崩落したビルの取り壊し等を検討しており、併せて、おもてなし看板やシンボルとなるようなまんがモニュメントの設置も考えています。
また、旧の市民会館跡地を中心として、(仮称)氷見発見館の建設を検討しており、祇園祭の曳山展示や、浅野総一郎翁や斎藤弥九郎翁等の業績展示、こども図書館、カフェ等の機能を持つ施設を計画しており、隣接する博物館や図書館とともに、市街地南部地区の賑わい創出の拠点になるものと考えています。

 

「新型コロナウィルスワクチン接種事業費」及び「ひとり親世帯臨時特別応援事業費」について、専決処分を行い、早期に事業実施することとしました。
ワクチン接種は、全市民を対象に2回実施するもので、予約システムの整備や接種券の発行、個別接種委託料等を計上しており、全額国費でまかなわれます。
ひとり親応援事業は、県が各ひとり親世帯に対し3万円を支給するにあたり、市でその事務を代行するものです。新年度からの進学等の経済負担を低減するもので、なるべく早期に支給してまいります。

2月15日(月曜日)

呉西6市で進めている「とやま呉西圏域連携推進協議会」の第2期(令和3年度~7年度)のとやま呉西圏域都市圏ビジョンについて、協議会の皆さんにご協議頂き、ビジョン案を取りまとめました。
また、6市長で連携協約の変更協定を締結しました。
6市の水平連携を生かし、SDGsや5G等の新たな潮流への対応も行い、圏域全体の経済をけん引し、高次の都市機能の集積・強化を行い、圏域全体の生活関連機能サービスの向上を図る等の施策を進めてまいります。
また、会場の砺波市図書館(昨年秋開館)を視察しました。地下水を利用した熱交換システムでの空調や、スマホでの貸本認証等のサービス等も行っています。

2月16日(火曜日)

本日、令和2年度富山県農業振興賞受賞者の表彰式があり、氷見市から受賞された「畜産部門:宮本忍氏」「農産加工部門:食彩ふるさと論田加工グループ」「指導者部門:扇浦信一氏」が受賞報告に来られました。
宮本氏は黒毛和牛の氷見牛を60数頭飼養し、高品質の肉牛を生産され、数多くの賞を受賞されています。
論田加工グループは、地元産のもち米やよもぎを使用した無添加の草餅を早朝から生産され、地元の直売所や氷見番屋街で販売されています。
扇浦さんは、氷見市りんご組合の組合長として、栽培技術の向上等に取り組んでこられました。
市としても、こうした皆様を支援し、農業振興を図ってまいります。

2月18日(木曜日)

県の農林水産部長に、年末に漏水があり決壊したため池(豆田池)の復旧と、グランピング施設の立地が決まった氷見漁港等の土地利用の変更を要望いたしました。
決壊が懸念される防災重点ため池は氷見市内に180箇所あり、順次調査をして県で耐震補強工事を行って頂いています。これまで5池が完了し、今年度は5池で工事を行っておりますが、豆田池においても早期に工事着手ができるよう要望したものです。
また、氷見漁港等の一部に未利用の市有地があり、県内初となると本格的なグランピング施設の立地が決まったことから、土地利用の変更をお願いしたものです。

2月19日(金曜日)

嬉しいニュースです!!
氷見農業遺産推進協議会が農林水産大臣に申請していた「氷見の持続可能な定置網漁業」が、本日、日本農業遺産に認定されることが、農林水産省から発表されました。
認定されたことは大変喜ばしく、氷見市民にとって大きな自信や誇りとなるものです。
今後、市民の皆様だけでなく、ひみ寒ぶりなどの食を求めて来訪される方にも日本農業遺産を紹介し、氷見の魚の更なるブランド化にも繋げてまいります。
残念ながら世界農業遺産への認定申請は認められませんでしたが、専門家会議からは、世界に誇れる漁業システムであり高いポテンシャルを有しているとの評価を得ましたので、こうした評価も踏まえて、今後の再申請を検討していきます。

 

氷見建設業協同組合第70回通常総会に出席しました。
建設業は道路をはじめとする社会資本整備はもとより、地方での雇用を創出し、地域経済を支える産業として、また、災害復旧や除雪活動など、市民の生命や財産、日常生活を守る産業として、大きな社会的使命を果たして頂いています。
去る1月の豪雪での昼夜を問わない懸命な除雪業務や孤立集落解消に向けた倒木処理等の対応、決壊ため池の応急対策等にご尽力頂きました。
今後とも市民の皆様が、安全・安心と豊かさを実感できるよう、市としても当協会等と連携して、更なる社会基盤の整備を進めてまいります。

2月20日(土曜日)

氷見市エネルギーフォーラムを開催しました。
近年、地球温暖化による異常気象により自然災害の多発化、激甚化を招いており、その要因となっている二酸化炭素削減が課題となっており、政府においても、脱炭素社会の実現に向け、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」ことを目標とする宣言がされています。
氷見市においても、こうした対策とエネルギーの地産地消による地域課題の解決を目指して、昨年度から「エネルギー構造高度化実証事業」を行うとともに、第3セクターの「氷見ふるさとエネルギー株式会社」を設立しています。
本日のフォーラムを通じて、再生可能エネルギーの普及や脱炭素社会の実現に対する意識が一層高まることを期待しております。