市長の活動日誌:2021年1月11日から1月20日まで

更新日:2021年01月26日

1月11日(祝・月曜日)

午前中、孤立集落となっていた老谷、葛葉、床鍋、三尾、胡桃地区を現地調査しました。
いずれも、雪の重みで杉が倒れ、電柱や電線を倒して道路が通行不能となっているものです。
正午時点で、三尾、床鍋は道路が開通して、老谷、葛葉、胡桃、上中が孤立集落となっていましたが、午後になり上中が開通して、残りは老谷、葛葉、胡桃地区の孤立が続いています。
本日は孤立集落に、市から歩いて非常食や使い捨てカイロ等を届けました。
今後、道路管理者の県や市と北陸電力で協力して、早期の復旧を図ってまいります。
また、午後から第2回の雪害対策本部会議を開催して、明日12日は小・中・義務教育学校を臨時休校とすることや、学童保育も休所といたしました。


その後の懸命な復旧作業により葛葉地区については、20:10に道路の通行止めが解除となり、孤立集落が解消しました。
夜間に及ぶ作業に当たられた業者さんに感謝申しあげます。

氷見市にも災害救助法が適用されました。
早期の孤立集落解消に向けて取り組んでまいります。

1月12日(火曜日)

孤立集落の状況です。
老谷地区、胡桃地区とも本日中の道路の開通を目指して、市(老谷)や県(胡桃)で倒木の伐採、北陸電力にて電柱の復旧を行いました。
作業が夜間にも及ぶ可能性もあり、国土交通省からは、それぞれの地区に照明車を配置していただきました。
また、午前中、老谷地区に、市保健師や警察官等が各戸を訪問し、安否確認や非常食の配布を行ったほか、午後には、生鮮食料品、トイレットペーパーの各戸配布作業を行いました。
胡桃地区については、徒歩で行けないため、県にお願いして消防防災ヘリコプターで生鮮食料品等の配布をお願いしましたが、現地にて視界不良のため、配布ができませんでした。


両地区とも本日中の開通を目指して、関係の皆様に懸命な作業をして頂き、胡桃地区については、18時に県道が開通し、孤立集落が解消しました。また開通後に生鮮食料品等をお届けしました。
老谷地区については、24時に市道が全線開通し、孤立集落は解消しました。
これで市内の孤立集落は全て解消しました。
関係者の深夜に及ぶ懸命な作業に感謝いたします。

1月13日(水曜日)

1月12日、県の新型コロナウィルス感染症対策本部会議で、警戒レベルを、夜間の外出自粛などを求める「ステージ2」に移行することが決定されたことから、市でも新型コロナウィルス感染症対策本部会議(第19回)を開催し、市所管施設の夜間閉館時間等について決定し、併せて、市長メッセージも出させていただきました。
 市民の皆様には引き続き、感染拡大防止にご協力をお願いいたします。

1月14日(木曜日)

小此木八郎内閣府特命担当大臣(防災 海洋施策)及び新田知事が、氷見市の孤立集落となった胡桃地区を視察され、その後高岡市内にて豪雪に対する意見交換会に出席されました。
胡桃地区では、電柱3本と倒木7本が電線を巻き込むように倒れ県道が約250mにわたり通行止めとなり、11日朝から12日夕方まで2世帯3人が孤立状態となりました。
市では、安否確認を行うとともに、生鮮食料品等を届けるために県の消防防災ヘリコプターを配置していただくとともに、国土交通省からは夜間作業用の照明車を配置していただき、県や北陸電力、NTTのご尽力で早期の復旧に繋がりました。
意見交換会では、大臣に以下3点を要望しました。
1.電線類に被害を及ぼす樹木の伐採に対する補助制度の創設や道路管理者の代執行に係る財政支援及び電線管理者の代執行制度の創設
2.孤立集落の各世帯への救援物資(燃料・食料等)の給付に対する災害救助法の適用
3.能越自動車道の4車線化及び重要物流道路の早急な除排雪等による交通網の確保

(メガネが曇るため外しています)

1月17日(日曜日)

第7回氷見市小・中学生造形コンクール表彰式に出席し、各部門の市長賞の賞状と副賞をお渡ししました。
今年から中学生の作品も募集され、476点に及ぶ多くの作品が出展されました。どの作品も、感じたことを感性豊かに表現している素晴らしい作品でした。
今後とも、多くの児童・生徒の皆さんが、絵画、書道などの造形活動を通じて、造形に関心を持ち表現活動を楽しみながら、豊かな感性を育んでいただきたいと思います。

1月19日(火曜日)

新田知事の公約にあった「ワンチームとやま」連携推進本部会議が開催され、知事はじめ全市町村長が出席しました。
今後、年4回(四半期毎)開催し、県・市町村からの報告や連携項目の検討を行うとともに、幹事会や、ワーキング・グループによる検討を行っていくことも確認しました。
私からは、今回の豪雪被害に対する県の支援にお礼を申しあげるとともに、今後の自治体行政のデジタル化によるシステムの標準化・共同調達等を要望しました。