市長の活動日誌:2020年10月11日から10月20日まで

更新日:2020年11月02日

10月12日(月曜日)

今月の市長室トークを開催しました。
今日は3組の方がこられ、1組目は「ねこみみの会」の皆さんで、猫と人が仲良く暮らすために、野良猫の不妊手術や子猫の飼い主探し、地域猫の保護活動をされています。こうした活動を知ってもらいたいことや、行政からの支援も要望いただきました。
2組目の方は「乱橋池のトンボを守る会」の方で、会の皆さんの高齢化が課題で、草刈りの燃料代等の維持管理費を行政から支援いてだきたいとの要望です。
3組目の方は漁業関係者で、漁港周辺の夜間のゴムボート等の釣り船は暗くて見えないので、漁船との衝突の危険性が高く、市で規制できないかとの要望でした。
こうしたことについて、市としても対応を検討してまいります。

10月13日(火曜日)

今日は東京で、氷見市の重点事業などの要望活動です。
野上農林水産大臣に世界農業遺産・日本農業遺産遺産の認定に向けた要望を行いました。9月には一次審査を通過しましたが、明日は早速の専門家会議による氷見市での現地調査で、1月の二次ヒアリングを経て2月頃には結果発表です。堂故参議院議員や橘衆議院議員(秘書対応)にも要望しました。
また、国土交通省では富山県出身の野村国土交通審議官に、来年度の氷見市の道路や河川砂防、まちづくり事業の要望です。
環境省では、中井事務次官に新文化交流施設に7.5億円(国費5億円)の環境省事業を頂いたことのお礼です。中井事務次官はかつて富山県庁に勤務されており、私が企画部にいた際に企画部次長で、共に新幹線誘致活動をしていました。
国土交通省の下野官庁営繕部長には、氷見市の新文化交流施設の設計についての意見交換、今井砂防部長には、氷見市の砂防事業の要望です。

野上大臣への要望

野上大臣への要望

野村国土交通審議官への要望

野村国土交通審議官への要望

中井環境省事務次官と

中井環境省事務次官と

10月14日(水曜日)

氷見市では、「氷見の持続可能な定置網漁業」を世界農業遺産・日本農業遺産へ認定申請を行っています。
先般、農林水産省から一次審査を通過したとの連絡があり、本日、世界農業遺産等専門家会議の委員2人と農林水産省の担当官が現地調査に来られました。
定置網技術の重要性や氷見市の定置網の独自性などを説明し、1月の二次審査に向けてしっかりと取り組んでまいります。

 

(仮称)氷見市新文化交流施設の安全祈願祭・起工式を開催しました。
旧市民会館が耐震不足で閉館し5年10ヶ月になります。この間市民の皆様からは、芸術文化の発信、交流と創造の拠点となる新たな文化施設の早期整備を求める声を数多く頂戴してまいりました。
本施設は約800席の客席を有し、優れた音響性能を持つホールとともに、県内初のエアー浮上式可動客席を採用し、7変化できるなど多様な使い方ができること、また、河川氾濫による浸水リスクに対応するため主要施設を2階以上に配置したピロティ方式を採用し、周辺の皆様の緊急避難場所ともなるものです。
その他、回廊に囲まれた青空広場を有し、随所にバリアフリーを図り、内装に「ひみ里山杉」を用いるなど氷見らしさも取り入れています。
工事関係者の皆様とともに、無事故で令和4年7月の竣工を目指してまいります。

 

神奈川県平塚市長の落合克宏氏が氷見市を訪問されました。
主たる目的は朝日山公園の視察で、合わせて海浜植物園も視察されました。
平塚市では海辺の公園整備を予定しており、朝日山公園と同じく福岡孝則神戸大学特命准教授(氷見市で委託した当時の肩書)に協力頂いていることから、当市の公園を参考とするための視察ということでした。

 

氷見市としては初となる海外との友好交流都市協定を、中国浙江省寧波市寧海県と締結しました。
昨年、両市県の副市長・副県長を団長とする訪問団が相互訪問し、友好交流の意向書を取り交わしました。新型コロナウィルスがなければ、今年3月の寧海県の桜まつりに合わせて私が訪中して、協定締結を行うこととしていましたが、本日、リモートにて協定締結式を開催したものです。
この友好交流都市協定は、氷見市出身の実業家で、寧海県で事業展開をしている旭東ダイカストグループ会長で寧波市の名誉市民の山森一夫氏の橋渡しによるものです。
記念品として、氷見市からは木彫のブリの置物を、寧海県からは漆塗りのバスケットをいただきました。
寧海県は、面積が1,843平方キロメートル(氷見市の約8倍)、人口が68.5万人(氷見市の約15倍)と大きな都市で、氷見と同じく海も山もあります。
今後、青少年交流をはじめ、多くの分野での交流を期待しています。
アトラクションとして、一瞬にして顔が変わる中国の国家秘密の秘技の変面を、中国の役者さんが披露してくれました。

10月15日(木曜日)

第1回氷見市国土強靭化地域計画有識者会議を開催しました。
東日本大震災を受けて、国ではで国土強靭化基本法を制定し、大規模自然災害が発生したとしても、人命を守り、経済社会への被害が致命的なものにならず迅速に回復する「強さとしなやかさ」を備えた国土づくりを推進しています。
氷見市においても、土砂災害危険箇所や防災重点ため池などが多くあることから、災害時の被害を最小化することが大事です。
このため、この有識者会議のご意見等を踏まえ、あらゆるリスクを見据えつつ、強靭な行政機能や地域社会、地域経済を事前に作りあげていく氷見市の国土強靭化地域計画を策定してまいります。

 

姉妹都市である岐阜県関市の市政70周年記念式典に出席しました。
氷見市と関市は1999年3月に姉妹都市となっており、青少年交流などを進めています。
関市は人口が約9万5千人、面積が約472平方キロメートルといずれも氷見市の2倍程度で、日本一の刃物の町として知られています。
市政70周年を節目に、さらに発展されますようご祈念いたします。

10月16日(金曜日)

令和2年度市民表彰式を開催しました。
これまで、長年市民の模範として率先垂範して市政の発展に貢献してこられた方々を、自治功労、教育文化功労、産業経済功労、厚生福祉功労、消防功労の5部門、17名の個人を表彰させていただきました。
今後とも、市政の発展にご尽力いただければと思います。

10月18日(日曜日)

まるごと氷見サイクリング2020を開催しました。
新型コロナウィルス禍にあっても、サイクリングは蜜にならないアクティビティとも言われています。
氷見市では、昨年度にサイクリングマップを作成したり、まるごと氷見サイクリングを開催したりと、サイクリストにも選ばれる観光地づくりを進めています。
今日は、昨年度開催した約55kmのまるごとコースに加え、約30kmの初心者コースを設けました。
スタート・ゴール地点の氷見市漁業文化交流センターは県のサイクルステーションの認定も受けており、ロードバイクや電動自転車も貸し出ししていますので、気軽に氷見に来ていただき、海沿いの富山湾岸サイクリングコースなどをお楽しみください。
なお、スタートは電動モビリティのヒミカが先導しました。
 

10月20日(火曜日)

氷見市立博物館では特別展「氷見の里の古代-飛鳥・奈良・平安-」を開催しています。
近年の能越自動車道や国道415号の谷屋・ 大野区間の工事等で多数の須恵器や農耕具が出土しています。
柱の大きさから、小窪廃寺には高さ30mの五重塔があったと想像されています。
この特別展は11月8日(日曜日)まで開催されています。
入場無料ですので、多くの皆さんがお越しになられ、氷見の古代のロマンを感じてください。

 

県の環境審議会に市長会代表としての委員として出席しました。
主な議題は「富山県イノシシ管理計画(第3期)」です。
昨年度に県内で捕獲されたイノシシは8,172頭で、そのうち氷見市での捕獲は3,238頭で4割弱を占めています。ところが、今年度は4~9月の捕獲頭数が373頭と、昨年度同期の1,334頭の約4分の1となっています。質問したところ、県全体でも今年度は1,523頭と昨年度の3,028頭の約半分になっているとのことで、個体数が減少しているとの喜ばしい結果となっています。
今後、令和5年度まで毎年9千頭前後捕獲することや、里山林や荒廃農地の整備等の計画を承認することとしました。