多面的機能支払交付金について
概要
本制度は、農業者や地域住民を含む組織が取り組む、水路及びため池の泥上げや農道の路面維持等の保全活動と農村の構造変化に対応した体制の拡充・強化等の共同活動を支援します。また、水路・農道等の軽微な補修や植栽による景観形成等の農村環境の良好な保全といった質的向上を図る共同活動と老朽化が進む農地周りの水路、農道、ため池等の補修・更新を行う施設の長寿命化のための活動を支援します。
平成27年度から「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」に基づいた安定的な制度として、地域の共同活動を支援します。
対象活動
農地維持支払
- 農地法面、水路、農道及びため池の草刈り、水路及びため池の泥上げ、農道の路面維持等の地域資源の基礎的保全
- 農村の構造変化に対応した体制の拡充・強化、保全管理構想の作成等
資源向上支払(地域資源の質的向上を図る共同活動)
- 水路、農道、ため池の軽微な補修、植栽による景観形成活動、農村環境保全活動の幅広い展開等
資源向上支払(施設の長寿命化のための活動)
- 水路、農道、ため池等の老朽化部分の補修や、機能維持のための更新等
交付単価
対象農用地 | (1).農地維持 | 資源向上支払 | |
(2).地域資源の質的向上を図る共同活動 ※1,2,3,4 |
(3).施設の長寿命化のための活動 ※5 |
||
田 | 3,000 | 2,400 | 4,400 |
畑 | 2,000 | 1,440 | 2,000 |
※1 (2)は(1)と併せて取り組むことが基本。
※2 農地・水保全管理支払の取組を含め5年以上実施している地区は(2)の交付単価の75%の単価を適用。
※3 (2)の活動のうち、多面的機能の増進を図る活動に取り組めない場合は、(2)の交付単価に6分の5を乗じた単価を適用。
※4 (2)および(3)に一緒に取り組む場合、(2)の単価に75%を乗じた単価を適用。
※5 広域活動組織となるための要件を満たさず、かつ直営施工を実施しない場合は、(3)の交付単価に6分の5を乗じた単価を適用。
取組状況について
農地維持 | 資源向上(共同活動) |
資源向上(長寿命化) |
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活動組織数 | 72 | 71 | 68 |
対象面積(ha) | 1,980 | 1,951 | 1,928 |
計画の概要の公表について
農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律(平成26年法律第78号)第7条第6項の規定に基づき、多面的機能発揮促進事業に関する計画の概要を公表いたします。
多面的機能発揮促進事業に関する計画の概要(令和5年6月30日認定分)(PDFファイル:54.8KB)
パンフレット
令和5年度多面的機能交付金のあらまし(PDFファイル:2.4MB)
多面的機能交付金についてのパンフレットです。制度概要等を記載した資料ですのでご一読ください。
更新日:2024年02月29日