市長メッセージ(5月1日)

更新日:2020年05月03日

感染予防対策について

まず、新型コロナウイルス感染症に関し、改めて市民の皆様にお願いいたします。

これまで献身的に対応していただいております医師や看護師などの医療従事者の方々をはじめ、除菌水やマスクのご寄附をいただきました方々など、コロナウイルス感染症の感染拡大防止にご協力をいただいております市民の皆様に、感謝を申しあげます。

現在、富山県では新型コロナウイルス感染症の国内での感染拡大を受け、「緊急事態宣言」に基づく、「緊急事態措置」がとられているところです。

このことにより、小中学校の休校や事業者への休業要請、店舗の営業時間の制限など、市民の皆様には不都合を感じていられると思います。

 

氷見市では、これまでも市民の皆様に、

不要不急の外出自粛

「密閉」 換気の悪い密閉空間

「密集」 人が密集している

「密接」 近距離での会話や発声が行われる

の「3つの密」を回避する行動

マスクの着用、手洗い、うがいの推奨

検温などの健康チェック

について、お願いしてまいりました。

 

現在も、富山県内において新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されていることから、市民の皆様には再度のお願いとして、感染拡大防止に向けた行動の継続及び徹底をお願いします。

特に大型連休中は、県外への移動やご家族の県外からの帰省も自粛していただきますようお願いします。

市民の皆様には、お一人お一人が感染予防の高い意識をもって、ご自身への感染を回避するとともに、大事なご家族や周りの方々に感染させない行動に最大限努めていただきますようお願いします。

また、富山県が休業要請、営業時間の短縮をお願いしている施設を有する事業者の皆様におかれましては、引き続きご協力いただきますよう、お願いします。

なお、患者・感染者や対策に携わっている医療従事者の方々やそのご家族の方々などに対しては、人権に配慮して、差別や偏見を持たずに、また風評被害を受けることのないように温かく見守り応援してください。

 

本市では、5月6日まで小・中学校を臨時休校としておりましたが、感染拡大に陰りが見られない中、再度、5月末まで休校期間を延長いたしました。

また、保育所・認定こども園においては、登園自粛、児童館・子育て支援拠点施設・子育てサークルでの休所、放課後児童クラブにおいてもそれぞれ同様に利用自粛期間を5月末まで延長いたしました。児童・生徒や保護者の皆様には、ご理解とご協力をいただきますよう、お願いいたします。

緊急経済対策について

新型コロナウイルス感染症対策として早期収束、雇用の維持、事業の継続、生活の下支えのため、国・県では、4月に「特別定額給付金」「新型コロナウイルス感染症防止協力金」などの「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」を盛り込んだ補正予算を成立させております。

また、本市におきましても、感染拡大防止対策とともに、地域経済や雇用、教育など市民生活への支援は喫緊の課題ととらえ、今 最優先に取り組むべき5つの柱からなる緊急経済対策を盛り込んだ補正予算を、5月1日開催の市議会臨時会で可決して頂きましたので、今後迅速に実施してまいりたいと考えております。

 

まず、1.つ目の柱、感染拡大防止対策と医療体制の充実であります。(合計3,099万円)

市内の保育所・認定こども園、放課後児童クラブ、小・中学校に、マスク・消毒液などの必要な衛生用品を備えることや、氷見市民病院に、人工呼吸器と個人防護服の購入や、医療従事者の宿泊費用の助成により、安定的な医療体制を支援いたします。

 

次に、2.つ目の柱、市民生活への緊急支援であります。(合計47億5,232万円)

国が家計の支援策として実施する「特別定額給付金」市民1人あたり10万円を、なるべく早く支給できるよう努力してまいります。

また、子育て世帯の生活を支援するため「子育て世帯臨時特別給付金」として、児童手当受給世帯の皆様に児童1人あたり1万円の支給と、ひとり親世帯の皆様に児童1人あたり2万円の地域商品券を交付いたします。

そして、国民健康保険に加入の被保険者が、新型コロナウイルス感染症に感染した際の傷病手当金を支給いたします。

また、個人住民税・法人住民税・固定資産税・軽自動車税・国民健康保険税などの地方税や、上下水道料の納付が困難な方には納付猶予を、そして介護保険料の減免などの支援制度をご利用いただくことができます。

 

次に、3.つ目の柱、事業の継続と雇用の維持であります。(合計8,818万円)

「新型コロナウイルス感染症防止協力金事業費負担金」として、県の休業要請に全面的に協力いただく中小企業及び個人事業主に対して、

休業の場合:中小企業には50万円

個人事業主には20万円を

時間短縮の場合:中小企業には25万円

個人事業主には10万円

の協力金を支給いたします。

また、「新型コロナウイルス感染症関連経済対策事業費」では、『雇用調整助成金申請補助金』として、事業者が、申請書類を社会保険労務士等に委託した際に発生する費用の5万円を上限に助成し、

売上げが減少している個人事業主や中小企業者が、県制度融資資金等を利用した際に発生する保証料や利子の助成を行い、事業安定化に向けた支援をいたします。

また『飲食店等支援事業者補助金』として、飲食店等が行うデリバリーやテイクアウトサービスなどの配送費用の補助を行います。

そして、『通信販売事業者補助金』として、インターネットサイト「極み!とれとれ氷見」において送料無料キャンペーンを実施し、送料を補助することで、氷見産品の売上向上を支援いたします。

 

次に、4.つ目の柱、地域経済活動の回復に向けた取組みであります。(合計3,148万円)

『市内飲食店等利用推進事業費』として、感染症終息後に、市内飲食店等利用促進キャンペーンを実施し、氷見市民等の利用者には、領収書1万円につき「ひみキトキト商品券」1千円をプレゼントいたします。

 

次に、5.つ目の柱、今後の備えであります。(合計3,613万円)

新型コロナウイルス感染が継続した場合にも機動的な対応ができるよう予備費を計上いたしました。

 

また、これらの事業のほか、市民の皆様が抱えておられるお困りごとについては、事業者を支援する国の持続化給付金などの相談窓口を設けております。より丁寧な対応に努めて参りますので利用をお願いいたします。

なお、事業の実施にあたっては、スピード感を持って取り組むとともに、今後とも、国や県、他の市町村の動向を注視しながら、速やかに対応してまいります。

 

おわりに、市民の皆様、そして事業主の皆様におかれましては、ご自身そして大切な方々の命と健康を守るために、感染させない行動に最大限努めていただきますよう、ご理解とご協力を重ねてお願いいたします。

市民の皆様と一丸となって、この困難を乗り越えてまいりましょう。

 

令和2年5月1日

氷見市長 林 正 之

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