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氷見市民病院の経営改革について

更新日:2016年3月29日このページを印刷する

概要・内容

氷見市民病院の経営改革(公設民営化)は、経営危機に陥った自治体病院を私立医科大学が指定管理者となり、自治体と協力して再生させた先駆的な事例とされており、地域医療を支える新しい試みとして注目されています。

病院概要

・名称  金沢医科大学氷見市民病院

・所在地  富山県氷見市鞍川1130番地

・開設者  氷見市

・指定管理者  学校法人金沢医科大学

・診療科  循環器内科など26診療科

・病床数  250床

        一般病床 245床(うち回復期リハビリテーション病床49床)

        結核病床   5床

病院沿革

 昭和23年7月  氷見郡国民健康保険団体連合会が氷見郡厚生病院を開設

 昭和36年6月  富山県厚生農業協同組合による委託経営から氷見市の直営とし、

          氷見市民病院と改称

 平成4年4月   地方公営企業法全部適用により管理者制導入

 平成20年4月  学校法人金沢医科大学による指定管理者制へ移行

 平成23年9月  新病院開院(鉄骨6階建て 事業費約50億円)

 平成25年12月 教育研修棟完成(鉄骨3階建て 事業費約4億円)

 

指定管理者制への移行

背景

度重なる診療報酬のマイナス改定、新医師臨床研修制度、7対1看護の実施などの影響で、平成17年度以降、累積不良債務が急増し、氷見市民病院の経営はこれまでになく深刻な状況に追い込まれ、平成19年度には、マンパワー不足から一部病棟の休止や代診医による対応を余儀なくされ、患者数が急減し、累積不良債務は増加の一途をたどる状況にありました。

一方、「国の三位一体改革」の影響等による市税や地方交付税等の一般財源収入の減少、高齢化の進行に伴う経費や公債費等の増加などにより、市の財政状況も非常に厳しい状況にあり、市民病院に対する財政支援は限界を超え、市の存立さえ立ち行かなくなってしまうことが予想されました。

こうした状況から、将来的に病院を維持していくためには、公設公営にこだわらず、新たな民間的手法の導入をせざるを得ないと考え、指定管理者制度による公設民営化の手法が最適と判断しました。

指定管理者制移行への取組

(平成19年)

 4月5日    氷見市民病院経営改革委員会設置(委員長 長 隆)

 5月25日    氷見市民病院経営改革委員会答申

(公設民営がベストであるとの答申)

 6月1日    病院経営改革推進プロジェクトチーム設置

 6月22日    市民病院経営改善検討市民委員会

 7月18日    行政改革推進市民懇話会

  7月20日    公設民営化方針発表、職員労働組合に申入れ

 8月20日から  第1回タウンミーティング開催(中学校区6か所)

 9月19日    9月市議会で、病院設置条例改正案可決

(指定管理者制度を条例に盛込む。)

 9月20日    指定管理者を公募(応募は2法人、うち1法人は辞退)

 11月6日    選定委員会で、学校法人金沢医科大学を指定管理者候補者に決定

 11月21日    臨時市議会で、学校法人金沢医科大学を指定管理者に議決

 11月21日    第2回タウンミーティング開催(市内21か所)

 11月22日    学校法人金沢医科大学と基本協定・細目協定を締結

  12月18日    12月市議会で、病院設置条例・職員定数条例改正案可決

 12月25日    就職相談窓口設置

 12月27日    優先採用に係る第1次職員募集開始

(平成20年)

 1月15日    優先採用に係る第2次職員募集開始

 3月18日    3月市議会で、病院関係条例・予算案可決

 4月1日    金沢医科大学氷見市民病院開院

指定管理者制への移行の効果

(1)医師、看護師の確保が図られたこと。(医師、看護師など医療スタッフの確保について心配する必要がなくなった。)

(2)将来の未確定債務(不良債務の累積)が解消されたこと。(不良債務の心配がなくなった。)

(3)病院が存続し、市民医療の充実が図られたこと。(常勤医師の充実、大学病院としての特色ある医療の展開、土曜日診療の実施)

(4)職員の再就職の場が確保できたこと。(再就職を希望する職員が優先的に採用された。)

(5)新病院の建設が実現したこと。(民間のノウハウにより大幅なコストダウン。建設費は基本的に指定管理者と折半)

(6)民間の経営ノウハウにより、自主自立の病院経営が行われていること。(市から指定管理者に交付する政策的医療等交付金は、交付税算入額の範囲内)

 

経営状況の推移

職員数

                                                        (人)

職 種 H19年度 H20年度 H27年度
医師 32 28 41
看護師・助産師 173 151 209
看護補助員   16 28
薬剤師 13 10
放射線技師 11 14
臨床検査技師 15 12 16
理学療法士 28
作業療法士 14
その他医療技術員 10 11 14
事務職員 15 29 35
その他職員 24
合 計 303 279 416

病院事業収支

                                                                          (万円)

科目 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
病院事業総収益 52億1,252 41億5,476 42億5,675 45億6,990 49億8,548 54億6,689
  医業収益 47億5,894 38億8,374 39億2,074  42億     469  46億    10 50億6,796
  医業外収益 4億2,972 2億7,102 3億3,601 3億6,521 3億8,539 3億9,894
  特別利益 2,386 - - - - -
病院事業費用 70億2,752 42億  675 43億  803 45億  760 53億1,816 53億7,155
  医業費用 55億1,407 42億  675 43億  803 45億  760 53億1,816 53億7,155
  医業外費用 1億9,072 - - - - -
  特別損失 13億2,273 - - - - -
差引純損益 △18億1,500 △5,199 △5,128 6,230 △3億3,268 9,534

 

科目 平成25年度 平成26年度 平成27年度
病院事業総収益 55億8,004 56億5,137 55億9,951
  医業収益  52億   328 52億8,345 52億4,190
  医業外収益 3億7,673 3億6,792 3億5,761
特別利益 - - -
病院事業費用  56億   290 56億1,293 56億5,874
  医業費用  56億   290 56億1,293 56億5,874
  医業外費用 - - -
  特別損失 - - -
差引純損益 △2,286 3,844 △5,923

 

 

 

 

 

 

 

 

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[ 病院事業管理室 ]
〒935-0011 富山県氷見市中央町12番21号  Tel:0766(74)8126 Fax:0766(74)8257 お問い合わせ

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