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伝小窪廃寺塔心礎石(考古資料)

更新日:2016年4月1日このページを印刷する

指定:平成元年3月30日
所在地:富山県氷見市小久米(小久米神社)

古代寺院「小窪廃寺」の塔心礎

「いぼ石」と呼ばれるこの巨石は、小窪の通称「塔のすま」から運び出されたと伝えられ、現在は小久米の小久米神社境内に置かれています。8世紀初め頃、小窪にあったという古代寺院「小窪廃寺」の塔心礎石(塔の心柱を受ける礎石)と考えられます。直径約160cmでほぼ円形に整形されており、平らな上面に直径約82cmの柱穴がうがたれています。柱穴の大きさは北陸では最大級のもので、この塔心礎を用いた塔の塔高は一説には30m前後と推定されます。

「小窪廃寺」について

小窪廃寺とは8世紀の初め頃、小窪に造営されたと考えられる古代寺院です。廃寺の推定地からはかつて大量の瓦が出土しており、往時には瓦葺きの壮大な伽藍が造立されていたことが想像されます。廃寺の近くには小窪廃寺に瓦を供給した小窪瓦窯跡があり、寺院造営に際して造瓦工人が呼び寄せられ、瓦の生産が行われたことがうかがわれます。
小窪廃寺はこの地域を勢力基盤としていた在地豪族の氏寺として造営されたと推測されます。その有力な候補としては、万葉集に射水郡大領として名の挙がる安努君広嶋(あぬのきみひろしま)の一族が考えられています。

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