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イタセンパラ(天然記念物)

更新日:2016年4月1日このページを印刷する

 ◆野生絶滅が危惧される淡水魚

 本種はコイ科タナゴ亜科に属し、氷見市の一部河川及び大阪府の淀川水系、愛知県の濃尾平野に限られるとされていますが、主要生息地である淀川水系において2006年から全く確認されないなど、野生絶滅の危機が高まっています。昭和49年に天然記念物(文化庁・文化財保護法)に、平成7年に国内希少野生動植物種(環境省・種の保存法)に指定されました。富山県内の分布は射水平野と氷見市の十二町潟周辺河川に生息していたとの記録があります。しかし、射水平野では1958年以降の確認はなく、絶滅したと考えられています。

0920-090116-901

 写真:婚姻色の出たオスのイタセンパラ 

 環境省レッドリスト 絶滅危惧1A類
 富山県レッドリスト 絶滅危惧種

 ○生活史・繁殖生態
 1年で成熟し、10月頃にイシガイやドブガイの生きた淡水二枚貝の体内に卵を産みこむ。受精後約1週間でふ化し、貝の中で冬を越し、翌年5月に貝から全長9mmで泳ぎ出ます。貝の中での発育には、冬季間における低温要求が必要なことが報告されています。

 イタセンパラは国指定天然記念物(文化庁:文化財保護法)国内希少野生動植物種(環境省:種の保存法)に指定されており、許可なくイタセンパラを捕獲することは禁止されています。

 ◆氷見市イタセンパラ保護増殖事業計画-保存と保全-

 氷見市ではイタセンパラの生息が危ぶまれていることから、氷見市イタセンパラ保護増殖事業計画を策定し事業を進めています。イタセンパラ保護池を整備することでイタセンパラの繁殖に毎年成功した結果、平成18年8月に文化庁より「イタセンパラを管理する地方公共団体」に指定され、平成19年3月には環境省の「イタセンパラの保護増殖事業計画」に適合した地方自治体として飼育研究に取り組んでいます。

 写真:氷見市南部に造成したイタセンパラ保護池

 イタセンパラ保護池では毎年約2000個体のイタセンパラの繁殖に成功し、一部のイタセンパラを小学校における総合的な学習の時間で取り扱い、絶滅危惧種に対する教育や環境教育への積極的な活用を実施しています。

 指定年月日:昭和49年6月25日(文化庁:文化財保護法)
         :平成 7年4月 1日(環境省:種の保存法)

 ※「イタセンパラ」のパンフレットは希望の方に郵送します。
  希望される方は kyouikusoumu@city.himi.lg.jp まで

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[ 生涯学習・文化財担当 ]
〒935-8686 富山県氷見市鞍川1060番地  Tel:0766(74)8211 Fax:0766(74)5520 お問い合わせ

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