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飯久保の瓢箪石(天然記念物)

更新日:2016年4月1日このページを印刷する

 ◆名前の由来と成因

 ○名前の由来
 「飯久保の瓢箪石」の産地一帯では、楕円のような卵型、または球形をした石が多く見られ、まれに紡錘形や塊状のものが存在します。普通親指ほどの大きさですが、中には拳ほどのものもあり、卵型や球形の石がつながり合い、重なっている様子がまるで瓢箪や繭のようで、とても珍しい形をしていることからこの名前がつきました。

 ○成因
 瓢箪石の産出地域が限定されていることや、なぜ「ひょうたん」の形をしているかについてはよく解っていませんが、石灰質砂岩の中の細砂が炭酸石灰(CaCO3)によって固められ、固結度の弱いところが流され、硬いところが残ったものと考えられています。瓢箪石の特徴について、昭和13年に当時師範学校市川渡氏(後の金沢大学教授)が発表した意見は下記のとおりです。

 ・産地が極限されている。
 ・凝灰質砂岩の中より単独に出るものは美形のものが多い。
 ・形は一般的に円形・卵形が多い。
 ・HClによく溶けて残渣は石英・小礫・雲母・長石などである。
 ・地層発達から見て大桑層と薮田層との境界(十二町層)にある。
  (『富山教育』307号「越中氷見郡布勢村の瓢箪石について」より)

0920-090109-905

 写真:色々な形の瓢箪石

 ◆ひょうたん石の伝説

 昔、飯久保城主の狩野中務(かのうなかつかさ)がこの辺り一帯を治めていました。越後の上杉謙信が越中、能登を支配しようと攻めてきましたが、飯久保城は中々落ちなかったので、上杉勢は軍議の結果、満々とたたえる「布勢水海」の水で水攻めにし、ようやく落城させることができました。とても喜んだ謙信は、次の森寺城へ向かう馬上で腰の瓢箪に入れてある酒を飲み出しました。その時に馬に揺られながら瓢箪からこぼした酒がこの石になり今に残っているという伝説があります。

 なお、現在は採取禁止になっていますが、指定以前に掘り出された瓢箪石は近辺をはじめ各地の愛石家に珍重されて散在しています。

0920-090109-904

 写真:連結した瓢箪石

 指定年月日:昭和16年1月27日
 所 在 地:氷見市飯久保地区および深原地区

 ※「飯久保の瓢箪石」のパンフレットは希望の方に郵送します。
  希望される方は kyouikusoumu@city.himi.lg.jp まで

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[ 生涯学習・文化財担当 ]
〒935-8686 富山県氷見市鞍川1060番地  Tel:0766(74)8211 Fax:0766(74)5520 お問い合わせ

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